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原点にかえり再びチャレンジ!
西村ちなみメールマガジン
第231号(2013年12月25日発行)
「冷淡な政策と強引な国会運営に生活者視点を」
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◯一年を振り返って
寒さに震える新潟でもあと数日で新年を迎えようとしています。私はこの一年、新
潟から第2次安倍政権と国会を見てきました。自民党はこれまでの失敗を教訓に
安定した政権運営を続けていると評価されています。正直なところ私の目から見て
も、マスコミとの関係も含めて「上手く」やっていると感じることが時々あります。しか
しそれが本当に国民のためになっているかどうかは別の問題です。
来年度予算案は霞ヶ関と一部の大企業に配慮し、また衆参選挙の御礼のため
膨れ上がり、約96兆円という過去最大のものになりました。古い自民党流そのもの
です。一方で診療報酬は実質マイナス改定、税制は地方の生活者に冷淡なものと
なっています。社会保障制度の維持・充実のためにと納税者の皆様に苦しい思い
でお願いをした消費税増税分がどこへ行くのか、全く分からなくなってしまいまし
た。2030年代までに原発ゼロ社会をめざすとした民主党政権のエネルギー基本計
画は変更され、福島事故も片付いていないのに原発の再稼働と新設がなし崩し的
に行われそうな勢いです。特定秘密保護法をあまりにも乱暴なやり方で通し、共謀
罪という悪夢が蘇り、集団的自衛権の全面容認を解釈変更で行おうとする。これ
が、本当に国民が望んだことだったのでしょうか?
私は、こうした状況をもたらした原因は民主党および民主党に属している私自身
にもあると思っています。もっと力をつけて思い切って政権運営をしていたら、自民
党政権に戻ることはなかったでしょう。また政権を手放したとしても、やりたい放題
に待ったをかけるだけの野党の力の結集ができたかもしれません。申し訳ない思
いです。
アベノミクスの行く末も心配です。現在の状況は、実態を伴っていないバブルと違
うのでしょうか。今の経済成長を支えているのは住宅の駆け込み需要と公共投資
です。そして異次元の金融緩和でマネタリーベースは増えたのに、マネーストックと
法人への貸付は伸びておらず、資金が世の中に出回っていません。日本経済の
構造は、残念ながら3本の矢を射ても全く変わっていないのです。
年の瀬にあたり、こうした政治状況を一日も早く生活者起点へと変えていくため
に、来年もできることを精一杯やっていこうと決意しています。今年も恒例の「望年
会」を企画しました。ご参加を希望される方は27日までに事務所へお電話でご連絡
ください。
今年一年、たいへんお世話になりありがとうございました。来る年が皆様にとって
より良き年になりますようお祈りいたします。
西村ちなみ 拝
◯望年会のご案内
2013年12月28日(土)14~17時 新潟東映ホテル
14:00~15:20講演会「地域包括ケアシステム~誰もが安心して暮らせるまちづく
り」
講師:斎藤内科クリニック院長斎藤忠雄さん、地域の茶の間代表河田珪子さん
15:30~17:00懇親会 会費5000円
主催:智水会・民主党新潟県第1区総支部・西村ちなみ事務所