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西村ちなみメールマガジン第221号(2009年12月28日発行)
「政権交代の年を終えるにあたって」
※無断転用、無断転載は固くお断りします※
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みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。
本当にご無沙汰してしまいました。この間、ホームページ上でブログの更新は細々と続けてはいたものの、メールマガジンとして何らの情報発信ができなかったことをお詫びいたします。外務大臣政務官になって3か月というもの、政府の一員として、与党議員の一員として、重責とやりがいを感じつつ、しかし時間には追われるという日々を過ごしてきました。最初の1か月は「このペースではもたない」と感じましたが、徐々に体は慣れてきています。国会閉会中には3回の海外出張も行い、元気にがんばっています。まずはそのことをご報告したいと思います。
鳩山政権の3か月を皆さんはどのようにご覧になっていらっしゃるでしょうか。25日には新年度予算案が閣議決定されました。ここに至るまでには、大きなイベントとして、政府への要望・陳情を党に一元化、与党税制調査会を廃して政府の税制調査会へと一本化、政治主導での予算編成、行政刷新会議の事業仕分けによる予算編成プロセスの透明化、などがありました。これらは今まで曖昧にされてきた政策決定過程における責任の明確化につながっています。自民党政権下では、政府の原案に対して与党議員が物を言い、最終的には党の重鎮や閣僚が足して2で割るなどの方法をとってきました。これは、少数派の意見も取り入れたかに見える「あうんの呼吸」で決める従来の方法ですが、決定に至る責任の所在が曖昧で不明確という問題があります。これを変えて、マニフェストの実現を明確な基準として、今回の予算編成作業が行われました。途中では党側からの要望もありました。マニフェストは4年間でどの政策をどういう段階を経て実現するかを示したものです。今回の予算案は、マニフェストどおりにいかなかった項目はありますが、総体としては、「人間のための経済」という政策理念そのものはかなり生かされた予算案であると考えます。なお個別の予算案について、具体的な疑問点がありましたらご質問いただければお答えしたいと思います。
この3か月がパーフェクトだったとは考えていません。しかし、長く続いた自民党政権の後始末をするのは実際のところなかなか容易ではなく、まずは、4年を見ていただきたいのです。私は、よりよい制度と、よりよい政治を目指して、まっすぐに進んでいきます。今後とも応援と、そして時には厳しい叱咤激励をお願いいたします。
新潟は来年、古町十字路に大きな穴が開きそうです。日本と新潟がもっと住みよく、住んでいることに誇りをもてるところにするため、地域への熱い愛で、皆さんと一緒に、働いていきます。
皆様どうぞ良い新年をお迎えください。今年一年、本当にありがとうございました。