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西村ちなみメールマガジン第203号(2009年2月16日発行)
「信頼を寄せていただける総支部に」
※無断転用、無断転載は固くお断りします※
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みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。
暖かく、コートを脱いで歩いても平気な日が続きましたが、今日の新潟市内は一転して雪模様です。風向き一つで天気も街の風景も変わるなんて、政界とそっくりだと思いました。
昨日、民主党新潟県第1区総支部、つまり私が総支部長をつとめる総支部の2009年大会を開催しました。今年の9月までには総選挙が必ずある、という年の大会です。しかもそれは政権選択の総選挙です。民主党の支持率は上昇傾向にあるし、世論調査でも民主党政権への期待は少しずつ高まっていると言えます。しかしここは、冷静に自分たちの足元を見つめなおし、目指す政治の方向を見定める時ではないか。より市民の皆さんとの対話を増やすべきではないか。来賓でお越しいただいた篠田新潟市長のご挨拶などを伺いながら、改めてそう考えました。
現在の内閣支持率が10%台に落ち込んでいる原因を探すのはたやすいと思います。定額給付金や郵政民営化や三位一体改革について「実は反対だった」などという発言が総理を含めた閣僚から相次ぎ、総理に天下りや渡りをなくす決意もなくて、もうじき引退して息子に世襲させる元総理が登場して現内閣を非難し、G7で居眠りする恥さらしな大臣がいる。支持率が下がらなければ逆におかしいとすら思います。
ここまでは、ですから、民主党が自らの政策や国会論戦でポイントを稼いでいる部分もあるにはあるのですが、自民党政権が自らの失敗を繰り返すという「敵失」がなければ、ここまでの内閣支持率低下はなかったのではないかと思うのです。
このところ有権者の皆さんからよくいただく質問は二つです。一つは、民主党が政権をとって本当に任せられるのか。官僚主導でない政治をどうやって実現するのか。これについては、すでに小沢代表の挨拶などでも、公務員制度改革関連法の議論の過程でも、また最近の勉強会などでも、確認されているとおり、霞ヶ関に100人規模で国会議員を送り込み、チームとして政治主導をはかっていく考えです。現在の与党政権がつくった予算がありますので、初年度にどこまでできるか不透明ですが、予算の抜本的組み換えをはかります。一人ひとりの議員の政策立案能力も実行力も、贔屓目ではなく、自民党よりは断然に優っていると思います。
もう一つは、政権交代したときに小沢代表は本当に総理をやるのか。こうした質問が出されるのは、おそらくマスコミなどが意図的に流している「小沢代表は総理をやるつもりがないのではないか」という論調によるものだと思います。総理を目指さない野党党首はいません。民主党は今、小沢代表を総理大臣にするという目的のもとで一致団結しています。
もっともっと民主党に多くの方々から信頼を寄せていただけるように、できうる説明はきちんと行なうよう努力します。今後ともご意見やご質問をいただければ幸いです。来週のメルマガは、民主党が現在準備中の求職者支援法案(雇用保険と生活保護の間に設けるセーフティネット)について書きたいと思います。