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西村ちなみメールマガジン第199号(2009年1月5日発行)
「第171国会の開幕です」
※無断転用、無断転載は固くお断りします※
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新年あけましておめでとうございます。衆議院議員の西村ちなみです。今年は総選挙の年、歴史をつくる変革の幕開けです。生活の安心をつくるために精一杯がんばりますので、何とぞご支援をお願い申し上げます。メルマガも毎週発行をめざして引き続き自分で書いてまいりますので、何とぞご愛読くださるようお願いいたします。
昨夜、NHK大河ドラマ「天地人」が新たにスタートしましたが、皆さんご覧になられましたでしょうか。上杉謙信の養子である上杉景勝に仕え、天下の智将と呼ばれる直江兼続の物語です。直江兼続を主題とした時代小説は、童門冬二さんなど多くの作家が書いていますが、今回の大河ドラマは新潟市出身の作家火坂雅志さんの本を原作としています。昨夜は私も初回を見ましたが、幼いころの上杉景勝が、豊作の田圃を見て「民が喜びます」と述べていたのが印象的でした。
今朝6時から出席した恒例の新潟市中央卸売市場初市では、新しい年の活気と熱気に満ち溢れていましたが、全体としてみれば農産品とて消費は抑制傾向とのこと。
我が国の経済はその多くを家計消費が支えています。生活者の皆さんがいろんな商品やサービスを買うことによって、消費は拡大し、内需拡大につながっていきます。この数年間、日本は特に小泉竹中構造改革で貿易立国から金融立国への転換を目指してきましたが、金融バブルがはじけてその限界が露呈しました。消費者から安心して求められる安全な商品を作り、それを販売して、手堅く内需拡大し底堅い景気回復をはかっていくことが、必要だと思います。
消費を手控える理由は他でもない、将来への不安があるから。将来の年金や介護や子どもの教育費が心配では、たまの食事や旅行に行く回数も減ってくるのではないでしょうか。景気循環のためには、政治の力で社会保障を立て直し、生活者が地域で安心できる暮らしの将来設計をきちんと立てられるようにすることですが、政府与党はそうした本質的な改革をまたもや先送りにしています。政権に固執するあまり定額給付金という一時しのぎにもならない場当たり策を今日の通常国会初日に提案してきましたが、単なるばらまきであることは論を待ちません。第2次補正予算案からの切り離しを求めていきます。
世界的な金融不況に陥っている今だからこそ、将来への安心と希望をつくるべく社会保障の立て直しをしっかり行う。待ったなしの構造改革のスタートを切るために、今年がいよいよ正念場です。