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西村ちなみメールマガジン第192号(2008年10月20日発行)
「中心部での過疎問題」
※無断転用、無断転載は固くお断りします※
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みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。
先週は1日遅れのメールマガジンをお届けすることになってしまい、お詫び申し上げます。皆様に一斉配信することができず、事務所スタッフ一同で右往左往いたしておりました。専門家の力もお借りしたのですが、原因がなかなか分からず、困惑するばかり。最後の頼みの綱がようやくつながってみれば、とても単純な理由だったことが分かりました。また今後ともよろしくお願いいたします。
知事選挙の期間中、自粛していた街頭演説などの政治活動をまた今日から再開しました。久しぶりの街頭演説だったので、気分も新たに行うことができました。ちょうど2週間お休みさせていただきましたが、並木の色がうっすらと変わり、空室だったビルに新しいテナントが入るなど、短い期間の変化にも驚かされました。
この2週間はまた、地域でいろんなお声をうかがう期間でもありました。住宅街を歩いていくと、ひっそりとしている一角があります。通りの入り口で犬が吠えていても、奥のほうがしんと静まりかえっていて、なぜか生活の匂いがしません。見ると住む人もないまま朽ちていく家が立っているのです。あるお宅では、お隣の方から「病気で入院されているので今は誰も住んでいない」と教えていただきました。ご高齢になったために転居されたのか、あるいはご家族ごと転勤されていったのか、事情は分かりませんが、住人のいなくなった家は相当数あるのではないでしょうか。新潟市のど真ん中で過疎化がすすんでいることをまざまざと見せつけられます。
新潟県全体の高齢化率は25%。新潟市は21%ですから、市は県全体から見れば少しは若い世代が多いということですが、それでも急激に高齢化が進んでいることは否定できません。高齢で一人暮らしをされている方も多くおられます。女性であれ、男性であれ、そうした方々の生活はどのように設計されているのか。特に女性では経済的な問題の存在も指摘されています。高齢化がますます進む現在、都市の中の過疎問題も、もっと検討しなければならないと痛感しました。関連して生じる法的問題も多いことと思います。
誰もが安心して暮らせる社会をつくることが政治の役割と思います。これまでの枠を超えて、社会は日々刻々と変化しています。新しい発想で政策づくりに取り組んでいきたいと思います。