*************************
西村ちなみメールマガジン第189号(2008年9月29日発行)
「とらえどころのない所信表明」
※無断転用、無断転載は固くお断りします※
*************************
みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。
今朝、いつもの交差点で月曜日の街頭演説を行い、新幹線に乗って東京に来ました。地下鉄丸ノ内線でほぼ同時刻に東京駅に着いた同僚議員と一緒になり、国会議事堂前駅で降りると、外は雨。今日は台風の影響なのか東京のほうが低気温のようです。
外気に対して、衆議院本会議場の中の空気は、熱かったです。今日は総理の所信表明と財務大臣の演説が行われたのですが、総理は「民主党に伺います」などとあたかも野党党首が行う代表質問のような問いかけばかり。衆参逆転国会をどう運営していくかも全く示されていません。とらえどころのない演説でした。議場の中は野次で騒然となりました。
財務大臣からは、補正予算案についての説明です。今朝、補正予算案を閣議決定し、国会に提出したというニュースが流れるや否や、補正予算案の分厚い資料が届きました。あらかじめ国立印刷局が刷っていたに違いない資料ですが、この補正予算案の審議が行われるのかどうか、つまり来週の予算委員会の日程が組まれるかどうか、極めて微妙な情勢となっています。
信じられないような数々の暴言を行い、私たちの気持ちの中に後味の悪さを残して、国交大臣が昨日辞任しました。たった5日の在任期間です。「適材適所」と言っていた麻生総理の任命責任は問われなければなりません。
10月1日、2日は衆議院で、2日、3日は参議院で、代表質問の予定です。現時点での焦点は、来週予算委員会が開かれるかどうかです。今日の昼までのところ、野党から予算委員会の日程について申し入れをしているが、与党側から返答はないとのこと。3日までに予算委員会を開くことが決まれば、もちろん審議にはしっかりみっちり応じますが、開かれることが決まらなければ、3日の参議院代表質問が終わった後に解散、というシナリオが考えられます。11月4日には米国大統領選挙の一般投票、5日には秋山氏の裁判という日程も、与党側は考慮しているようです。
どんな状況になっても、しっかり立ち向かえるよう、がんばります。