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西村ちなみメールマガジン第171号(2008年4月21日発行)
「農村部の春を歩く」
※無断転用、無断転載は固くお断りします※
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みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。
春爛漫といえる気候になってきました。昨日は新潟市内の農村地を街頭演説のため伺いましたが、田植えに向けてビニールハウス内での作業や畑の草取りに勤しむ方々に大勢お会いすることができました。大地に根を張って生活しておられる方々の姿は、とても尊いものです。
国会では、民主党が提出した農家への戸別所得補償法案が参議院で可決され、衆議院でも審議が行われてきました。近いうちに採決が行われるはずなのですが、与党は反対する意向。しかし正面から反対すると農家からの反発が怖いとのことから、採決を引き延ばしているのです。体裁を気にして政策を後退させることは、本来あってはなりません。
先週、名古屋高裁が航空自衛隊のイラク派遣を違憲とする判断を示しました。バグダッドは非戦闘地域であるとする政府見解や「自衛隊の活動しているところが非戦闘地域」という小泉元総理の驚くべき答弁を繰り返し聞かされ、あまりのいい加減さに憤りをもっていたので、今後の議論に生かされるだろう判決だと受け止めています。
しかし政府からは司法判断ということでそれ以上のコメントはありません。むしろイラク特措法の恒久化をめざしている政府は、頬かむりをして嵐が過ぎるのを待ち、法案提出の時期を少し遅らせればそれでよいとのんびり考えているようです。イラクにおける自衛隊の活動状況について説明責任を果たさず、出口戦略を描くこともなく、漫然と活動を継続しているうちは、とても特措法の恒久化を認めるわけにはいきません。
自らの過去の過ちを認めることができなくなるのは、政権が長く続けば必ず生じることです。農業政策があまりにもくるくる変わって農家・農村を翻弄してきたことも、イラク支援の是非や手法が十分な検証もなく単なる米国追随で行われ出口が見えなくなっていることも、いずれも長期政権によるあまりにも大きな弊害です。
こうした政治を変えたい。そのためにまずは山口2区での補欠選挙の勝利です。いよいよ今度の日曜日が投票日。みなさんのご声援をお願いします。