***************************** 西村ちなみメールマガジン第168号(2008年3月17日発行) 「日銀総裁人事」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 新潟もずいぶん春めいてきました。市内を歩いていると梅の花に目を奪われることも多く、はっとさせられます。 日銀総裁の人事案、政府が提案してきた総裁候補と副総裁候補二人のうち一人は、民主党は不同意という決断をしました。19日に任期切れとなる総裁の椅子を空白にしないほうがよいというのは与野党の共通認識でありましたが、任期切れ直前になって、野党が不同意の意向としていた総裁候補をそのまま提案してきたことは、政府の問題意識の低さを露呈しているのではないでしょうか。与野党逆転国会は少なくとも今後3年は続きます。これまでどおり、政府が提案したものがすんなり通るという状況ではありません。政府が取りうる道は二つに一つ。野党と話し合いの機会をもち譲歩するか、解散してねじれを解くか、いずれかです。 先日、道路特定財源制度と暫定税率を維持するための法案の採決が衆議院本会議で行われました。野党3党は採決前に反対討論を行いましたが、与党の側から賛成討論はありませんでした。後ろめたいのではという声が野党席から聞こえる中、採決が行われ、もちろん与党の賛成多数で可決されたのですが、本会議場を出た与党議員が歩きながら「ここまで問題が出るとさすがに賛成するのも躊躇するよなあ」などと話している方がいて、問題の所在がわかっていても変えることができない自公政権を、早く変えなければと改めて決意しました。 本物の構造改革は、官僚主導内閣を変えること。経済の再生も、格差の是正も、そこからスタートします。皆さんのご支援をお願いいたします。