***************************** 西村ちなみメールマガジン第145号(2007年9月25日発行) 「今日ようやく首班指名、一刻も早い国会正常化を望む」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 ねじれ国会とはこういうことか、と実感した1日でした。自民党の総裁選挙が終わるのを待ってようやく開かれた衆議院本会議。首班指名選挙では、衆議院で福田康夫自民党総裁、参議院では小沢一郎民主党代表が選出されました。両院の議決が一致しなかったため、憲法67条の規定により両院協議会が設置され、そこでも意見の一致を見なかったことから、衆議院の議決が国会の議決となりました。そこで初めて福田総理の指名が衆議院議長から奏上されることになったのです。この手続きのために今日は午後から短い本会議が3回開会されました。 自民党の党4役の顔ぶれが出揃いました。時計の針が引き戻されたかのような顔が戻ってきたと感じているのは私だけではないでしょう。重厚で安定感のある人事という評価もありますが、重しがなければ党が成り立たないところまで自民党が追い詰められているという証左でもあります。もはや自民党には政権を維持するという党内論理が存在するのみであり、生活者のための政治を行う力が完全になくなっていると理解します。 福田内閣は、政策的には、小泉・安倍政権のいわゆる改革路線を継承するのではと考えますが、具体的にどのような方針をもっているのかは今後の組閣および所信表明を待たなければなりません。この所信表明は、今週中に行うことができず、来週以降になる公算が高いとのこと。さらなる国会空転を招かないよう、早急に論戦の場に出てほしいと思います。 私は今週も東京で党内の勉強会主催や部門会議への出席などに奔走します。委員会の開催はまだ先ですが、しっかり準備して望んでまいります。