***************************** 西村ちなみメールマガジン第117号(2007年2月13日発行) 「生活者の視点で」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 先週は議員会館の部屋を片づけました。もともと整理整頓があまり得意でない私で、ある程度までは書棚が混乱していても何とかしてしまうのですが、「今日は片づけるぞ」という日が1年に2,3日はやってくるのです。床に置いてあった資料などをすっきり片づけたら、今度は何となく落ち着かない気分になっていますが、これで仕事の効率も上がるのではと期待しています。 議員会館で部屋を得て3年、資料が増えました。ペーパーレスになりつつあるとはいえ、やはり資料など最後は紙ベースで見ますし、また参考資料なども集め始めると膨大な量になります。いつか使うのではないかと書棚に詰め込んだままになっている資料もあります。不要となった紙は裏にひっくりかえしてコピー機やプリンターで使っていますが、故障の原因にもなってしまうなど、頭が痛いところです。 紙を無駄に使えない、という思いは、どういう体験からやってくるのでしょうか。かつて新聞の折り込みチラシは裏面が白いものがほとんどでした。今のように両面フルカラー印刷で目に痛いほどの鮮やかさはなかったと記憶しています。そのチラシを集め、適当な大きさに切り取ってメモ用紙にするのが、私の子どものころの仕事でした。現在でも、わら半紙やチラシなどを丁寧に保管し、紐をとおしてメモ帳にしている大学名誉教授がおられます。曰く「紙にもいのちがある。両面つかってから屑にする」とのこと。訪れたアジアの田舎では真っ白のノートなど見るのは稀でした。自分で頭の中に浮かんだことを他の人にも見てもらえるように表現できる紙という道具は、皆が大事にしてきたのだと思います。 統一自治体選挙が近づいてきました。私が総支部長をつとめる総支部でも、10名の公認候補が立候補を予定しています。それぞれ自らの人となりや考え方、政策を知ってもらおうとチラシやリーフレットを知恵を絞って作り、懸命に手配りしているところですが、選挙までまだ50日あると思われているためでしょうか、関心をもってくださる方がいる一方で、まだ関心を示してくださらない方もいます。それぞれ工夫を凝らして作っている政策リーフレット、一人でも多くの方から関心をもって見ていただきたいと願っています。 今週は衆議院予算委員会で新年度予算案の審議がスタートしました。政府与党は格差の存在を認めず、経済が拡大すれば個人の所得も増えると強弁を続けています。納税者からの貴重な税金を1円たりとも無駄にせず、生活者の視点で分配できるよう、今週もしっかりがんばります。