************************************** 西村ちなみメールマガジン第107号(2006年11月27日発行) 「復党問題」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ************************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 昨年、郵政民営化法案に反対し、自民党を離党して無所属で9月の総選挙をたたかった人たちの復党問題は、きょう新たな動きがありました。平沼議員は「(郵政民営化に賛成という)踏み絵を踏むことはしない」などとの言葉どおり、自民党が提示した条件を受け入れないまま党本部に復党届を提出。他の復党希望議員との足並みをそろえるための苦肉の策だったようです。自民党本部は、当選している議員を今回先行して復党させ、落選中の人については次の段階にするとのこと。議席優先があまりにも見え見えで、何となく白けてしまいます。 選挙は民主主義のためにはとても大切な装置であるし、そこで受けた負託はとても重いと私は常々考えています。私自身は民主党という旗を最初から掲げて選挙をたたかいましたし、それでよいとおっしゃってくださる方の1票で議席を与えていただきました。もし私が、無所属で総選挙をたたかい、当選後に民主党入りを表明したら、それは大きな問題だろうと思うのです。有権者との約束を破ることになりますから。 すでに党利党略、選挙目当てなどと多くの批判が生じているようです。政党助成金の交付額は1月1日の所属議員数を基準としますので、12月中に復党を果たさせたいという背景はこのあたりにもあります。数の力と金の力。「自民党をぶっ壊す」という意味は、信義を貫き格差の是正に取り組むという良い点が消え去り、利益になることであれば数と金に頼るという悪い点が残る、単にそれだけのことだったのかと、今更ながらつくづくと感じています。 政治への信頼回復。民主党が新しい政治のあり方を示せるかどうかも問われています。