************************************** 西村ちなみメールマガジン第98号(2006年9月25日発行) 「いよいよ始まります」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ************************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 今日は午後から民主党本部の臨時党大会でした。小沢一郎代表が再選され、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長が再度任命されました。党大会の際、挨拶を終えた小沢さんの顔色があまり良くないなと思っていたところ、大会終了後に検査のため数日入院されるとのこと。議員の入院が報道されることは、めったにあることではありませんが、ときどきはあることです。1日も早い快癒を待ちたいと思います。 今回の党大会では、私が知る限り初めて他の野党の党首・代表が来賓として招かれていました。社民党の福島さん、国民新党の綿貫さん、日本新党の田中さん、それぞれ個性のあるユニークな挨拶をいただきました。田中さんの挨拶は、ポリティシャン(政治屋)とステーツマン(政治家)を明確に分け、話題の映画「フラガール」を引用して、時代に流されないことの意味を示してくださいました。人気に左右されない政治の必要性を説いたものだと理解します。 明日26日は臨時国会初日、首班指名の投票で新しい総理大臣が決まる予定です。自民党の役員体制も決まってきているようですが、目新しすぎて何ともコメントのしようがありません。ただ一点、新しい自民党執行部は、マスコミに対する報道へのプレッシャーを強めてくるだろうと漠然と予想することはできます。 安倍氏はこれまでにも幹事長時代にマスコミの報道に対して不公平を理由として出演・取材拒否や抗議を行い、報道被害者の救済機関「放送倫理・番組向上機構」が運営する「BRC(放送と人権等権利に関する委員会)」に申し立てを行うなど、過剰ともいえる報道への対応があったことが指摘されています。政治家からのそうした「圧力」は、マスコミにとっては大きな重圧になるもの。確かに今のマスコミに問題なしとは言えませんが、権力から独立したジャーナリズムは、権力を監視する役割を果たさなければなりません。マスコミに圧力をかけながら、自らに対するマスコミからの問い合わせから逃げている安倍氏には、矛盾があるのではと思います。 総理の首班指名後、29日には新総理の所信表明、その後10月2日、3日と本会議での代表質問となります。安倍新政権が何を目指そうとしているのか、しっかりと聞き取らなければと思います。 民主党も、来月22日には神奈川16区と大阪9区での補欠選挙を闘いますが、選挙にかまけることなく、政策的な軸をきちんと示すことと党の運営を民主的に行うことは、継続して行っていかなければなりません。3ヶ月の閉会期間を終えて、いよいよ国会は闘いの本番です。気合いを入れ直してがんばります。