************************************** 西村ちなみメールマガジン第89号(2006年7月24日発行) 「モンゴル滞在3日目」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ************************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。けさ明け方4時、寒さを感じて目が覚めました。手洗いに行こうと手探りで灯りを点け、靴を履いて扉を開けて外に出たら、空は満点の星。細かく砕いた岩塩をばらまいたようでした。ゲルに戻り、寒くて眠れずにいると、若い管理人が火を焚きに来てくれました。燃料は馬糞を乾したものです。暖かくなったゲルの中、6時の起床時間までもう一眠りしました。今日はモンゴル滞在3日目です。今回の訪問は、モンゴル国政府からの招聘により経済視察団が結成され、モンゴル産業貿易省、北東アジア輸送回廊ネットワーク、環日本海経済研究所、日中東北開発協会の主催で開かれる経済会議と、実情視察が目的です。今日は現地視察で、銅地金の埋蔵量が世界最大と言われるオユトルゴイ銅鉱山の状況を視察してきました。 オユトルゴイは中国国境に近いゴビ砂漠の中にあり、現在試掘が行なわれています。精製には電力と水の確保が必要ですが、輸送ルートと精製所の所在地が重要な問題といえます。モンゴルは大国に挟まれているだけに、民族資本を活用して経済的に自立することを、私は今回のモンゴル滞在でも何度も聞いています。環日本海圏の一員としてのモンゴルの、輸送ルートなどにこれからも注目していきたいと思います。360度の地平線を見ながら今回のメルマガをお届けしました。これから飛行機が順調なら、夜9時ころにはまだ明るいウランバートル市内に戻る予定です。それではまた、次回は上海からリポートします。