************************************** 西村ちなみメールマガジン第69号(2006年3月6日発行) 「ピンチのときこそ」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ************************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 冒頭、メール問題に関してお詫び申し上げます。以下、『プレス民主新潟県第1区総支部版号外』として3月1日に私が書いた文章ですが、この場をお借りして転載させていただきます。 『永田寿康議員が衆議院予算委員会で質問したことに端を発するいわゆる「メール問題」について、党所属の衆議院議員として深くお詫び申し上げます。不十分な調査活動、稚拙な質問、そして問題が発生した後の対応は、野党第一党としてあってはならないものでした。今後、原因究明をしっかり行い、未だに明らかになっていない疑問点を明確にしつつ、自民党武部幹事長のご次男への謝罪をし、2度と同じ過ちを繰り返さぬよう教訓化してまいります。さらに世論に対して納得のいく十分な説明を果たすよう、しっかりとした対応を求めてまいります。これからも私は、国会で充実した質問を行い信頼回復に努めると同時に、誰にでも公平で公正な社会をつくるため、そして市民が主役の政治をつくるため、がんばってまいります。』 先週から今日まで、多くの支持者の方々からいろんなお声をいただいてまいりました。民主党に期待したのに今回のことで気持ちが離れた、情報をよく確認せず質問するなどなっていない、執行部が総入替えしなければもっと傷口は大きくなる、政権交代できる政党とはとても思えない、自民党を倒すためにとにかくがんばれ、などなどです。ご意見すべてをここでご紹介することはできませんが、いただいたお手紙やメールなどは必ず目を通しております。こういうピンチのときこそ、有権者の皆さんとの話し合いを行うことが重要だと身にしみました。これからも引き続きお聞かせくだされば幸いです。 平成18年度予算案は先週木曜日に衆議院を通過しました。この日の本会議は、財務金融委員会と私が所属する総務委員会で地方財政計画や税制などについて採決があった後、午後4時半から開会されました。新年度予算案については賛成・反対の討論に各党代表者が登壇し、議会運営委員会の決定に基づいてそれぞれ5分や10分や15分の演説を行い、それから記名採決となります。定率減税の廃止など国民にとって負担増となる新年度予算は、粛々と衆議院を通過していきました。本来であれば野党第一党がもっと追及しなければならなかったのに、悔しくてなりません。 今後の国会日程は、3月上旬に主だった内閣提出法案が出てきますが、衆議院と参議院のそれぞれで審議が始まります。私が関係している調査会や作業チームでは、それらの内閣提出法案に対して修正案や考え方を出すため準備中で、少ない人数がフル回転中。先週は児童手当を拡充し、子どもを社会全体で育てるという考え方を明確にするために、親の所得制限をなくして対象年齢も引き上げる、通称「子ども手当法案」をようやく纏め上げ、提出者5人のうちの1人として衆議院事務総長に提出しました。早ければ再来週にも審議に入れるのではないかと期待しているところです。また、男女雇用機会均等法や交通バリアフリー法の改正に向けて修正案を作成していますが、いずれも参議院先議になることから、作業は参議院議員の皆さんをメインに参議院法制局で行っていただいております。 ダメージを受けつつも、個々の議員はそれぞれがんばっています。どうか厳しくも暖かい目で叱咤激励していただき、政治を良くするためにがんばる民主党をこれからも応援してくださるようお願い申し上げます。