************************************** 西村ちなみメールマガジン第49号(2005年10月11日発行) 「民主党らしさ」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ************************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村智奈美です。 連休明けの東京は雨模様です。新潟はすがすがしい秋空が広がっているようですが、いかがお過ごしでしょうか。 先日のオープンミーティングは、総選挙の結果を受けて、私からの話に引き続いて参加者の皆さんからさまざまなご意見を頂戴しました。都合で参加できなかった方から、「どんな意見があったのか知らせてほしい」というご要望をいただきましたので、本日のメールマガジンでは、発言者を特定しない形で、ご報告したいと存じます。 まず口火を切ってくれたのは、新潟市外に在住する、今年20歳になって参政権を得たばかりの学生さんでした。初めて投票した今回の総選挙で、民主党に投票したけれども、今回の結果は非常に悔しいという発言をいただきました。また、自分の住んでいる選挙区には民主党の公認候補が立候補しなかったので、次は必ず擁立してほしいという内容でした。 まことにもっともな話で、300選挙区すべてに擁立するというのは政権交代をめざす政党として、責任を持ってしっかり取り組む必要があります。 政権をとらなければ何も始まらないから、何が何でも政権をとるために、メディア対策を徹底的にやるべきだというご発言もいただきました。実は選挙期間中、私の事務所にも、民主党のテレビコマーシャルは不出来だから改善せよという電話などをいただいていたのです。前原代表の選出はメディアから好印象で受け止められ、滑り出しは上々だったものの、ブームは数日で去ってしまいました。代わりに、といっては何ですが、民主党関係のニュースは労働組合との不仲などのネガティブ(消極的)な内容となっており、プラス向きの報道ではありません。 選挙制度についてもさまざまなご意見がありました。小選挙区と比例区との重複立候補は納得できない、という内容です。選挙制度にベストなものはありません。その時代状況に応じて、より良い制度を模索していくしかないようです。 また、企業をリタイアされた方からのお話では、在職中はしがらみがいろいろあったが、退職してそれが消失してみると、政党ではなく人物本位で投票行動を決めるようになった、という声もありました。ですので、候補者選定をもっと重視してほしい、という意見でした。 関連して、例えば新人議員の研修など、民主党は制度的にやっているところがほとんど見えず、一人一人の議員がいわば野放し状態に見える、というご批判もいただきました。ここのところ不祥事がらみは民主党にも多くあります。規律にしっかりしているイメージを打ち出してほしい、ということでもありました。 また民主党と自民党の、政策の対立軸が明確でなかったというご指摘もいただきました。これは、私が今回の総選挙後の流れに身を置いてみて、もっとも痛感している根本的な課題でもあります。この特別国会会期中に、民主党らしい政策をたくさん作りたいと思います。 毎月1回開催しているオープンミーティングは、このように、私からの話に続いて、参加者の皆さんからも自由にご発言いただける場となっています。多くの方々から積極的にご参加いただき、より充実したものにしていきたいと思います。来月、お目にかかるのを楽しみにしております。