************************************** 西村ちなみメールマガジン第46号(2005年9月19日発行) 「政策の対立軸」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ************************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村智奈美です。 先週14日に新潟県庁で当選証書をいただいてまいりました。明日は特別国会の召集日、初登院の日です。当選した衆議院議員全員が国会議事堂の正面玄関から入り、バッジの交付をうけ、名前のランプボタンを押すのが、初登院のセレモニー。2期目のスタートに立たせていただくことができ、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。 民主党は岡田前代表の辞意表明をうけ、新しい党の代表を選ぶ代表選挙が行われました。先週土曜日に選挙が行われ、前原誠司さんが新代表に選出されました。これからの国会審議は、自民党が圧倒的多数を占める中で、いかに多様な意見を反映させていくかが大切です。民主党は、議員の数こそは減らしたものの、最大野党であることに変わりはありません。新しい執行部のもと力をあわせて、これまで以上に一人一人の議員がしっかりとした審議で小泉総理の言うがままになる国会にストップをかけていく決意です。 さてこの時期、世界ではドイツでも総選挙が行われ、女性首相が誕生するかずいぶん注目されましたが、結果は与野党ともに過半数割れとなりました。政策の対立軸で争われていると私の目には映るドイツの総選挙を見ていると、日本とはずいぶん事情が異なるなと感じます。 日本では、「改革」という言葉の中身が問われないまま、自民党→小泉新党=改革政党、民主党=抵抗勢力、というおかしな図式のまま総選挙が行われてました。また経済政策においても、総選挙の前後では株価があまり動かなかったところを見ると、自民党も民主党も経済政策においてはあまり違いはないと市場は判断しているようです。もともと「既得権益とたたかう」という言葉は民主党の政策と思われてきました。が、小泉総理がその言葉を使い、自民党内でも無派閥議員が大勢出てきているところを見ると、中身はまったく異なるものの言葉だけはどの政党も使うものになったと言えるのかもしれません。 これからが政権交代を目指す民主党の正念場だと思います。政策で自民党との違いは何かを明確にし、分かりやすい言葉で皆さんに伝える。この作業なくして、日本の政治刷新はありえません。2期目は新潟と国会との架け橋としての役割を果たすことと同時に、政策づくりにこれまで以上に取り組んでいきたいと考えています。