************************************** 西村ちなみメールマガジン第40号(2005年8月8日発行) 「政権選択」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ************************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村智奈美です。 いよいよ政権交代に向けて、最終章の幕開けです。 本日午後、参議院本会議において郵政法案が反対多数で否決され、小泉総理は解散を表明しました。民主党は内閣不信任案を提出し、夜7時から衆議院本会議が開会されましたが、不信任案の決議に入ろうとしたとき官房長官が議長席の後ろの通路から入ってきて「詔書」を議長に渡しました。議長が、憲法7条に基づいて衆議院を解散すると読み上げたとき、議場のあちこちで細波のようにバンザーイという声が上がりましたが、上がる手はバラバラ。衆議院が解散された本会議は5分ほどであっという間に終わりました。 今回の解散は、確かにきっかけは郵政法案ではありましたが、二つの意味でこれを争点にはできないと私は考えています。まず郵政法案は衆議院で可決され、参議院で否決されているという点です。小泉総理は、参議院で否決されたら小泉総理への不信任を意味するなどと自党の衆議院議員ばかりでなく参議院議員も脅し、参議院で法案が否決されたことをもってして、衆議院を解散するという暴挙に出ました。また、今回、郵政法案をめぐって分裂しているのは自民党です。自民党の中で、法案の賛否をめぐってAチームBチームに分かれて、権力闘争をしている。いわば自民党の内部の争いに、国会全体、そして有権者の皆さんまでをも巻き込んでしまっていることは、重大な問題でしょう。 では何が争点になるのでしょうか。私は、今回の総選挙の争点は、そういった自民党にこれからも政権を任せるのか、それとも、本物の構造改革はもっと別のところにあり、生活者優先の政策実現を目指すことがきわめて優先度が高いと訴えてきた民主党に政権をまかせていただけるのかという、政権を選んでいただく選挙だと思っています。そのためにも今必要とされている、本当の構造改革とは何かを訴え、またそれを実現するためにはもう自民党では無理なのだということを全力で訴えます。新しい政権をつくることができるよう、そして新潟市の将来のためにも、もてる力を振り絞ってたたかう決意です。 本会議が終わり、東京駅から20:12の新幹線に乗りました。今ころ新潟市内では大民謡流しがクライマックスを迎えているころでしょうか。 今日のメルマガは6日に開催したオープンミーティングの様子をご報告するのとあわせて、少子化対策のパート4をお届けするつもりでしたが、また機会を改めたいと思います。