************************************** 西村ちなみメールマガジン第20号(2005年3月22日発行) 「市町村合併と地方自治の本旨」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ************************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村智奈美です。 昨日21日は、新潟広域地域の合併記念式典が行われました。13市町村という、全国でも稀にみる多くの自治体による合併。人口は78万人という大都市レベルでありながら、食料自給率61%という驚異的な新・新潟市の誕生です。 式典では、合併市町村の首長さん・議長さんたちから、お一人ずつ、スピーチがありました。24人のスピーチは、それぞれに個性的で、地域の性格を反映したご挨拶でした。合併までの苦労話が飛び出たり、地域の祭りのPRがあったり、市長への「陳情」が行われたり。それぞれの地域の歴史と伝統がぎっしり詰まった1時間半でした。 私は、今回の合併を、「してほしい」というお任せ民主主義ではなく、「こうしたい」という市民の自発的な参画と適切なリーダーシップが育つきっかけにしなければと思っています。合併は、地方自治の発展のための手段。真の地方自治は、団体自治と住民自治によって成り立ちます。人々が暮らしている基礎自治体の規模が大きくなっても、「寄らば大樹の陰」のような発想では、スケールメリットは生じません。住民自治がきちんとまちづくりのプロセスに組み込まれなければならないと思います。 合併によって私たちの暮らしがどうなるのでしょうか?私たちはどうしたらいいのでしょうか?また新潟市は政令市になるのか、なったらどうなるのでしょうか?こうした疑問の声が多く聞かれます。いろいろな疑問について一緒に考えるために、次回のオープンミーティング(4月9日(土)10時00分からガレッソホールにおいて)では合併をテーマに取り上げた いと思います。こういったことを知りたい、あれはどうなるのか、というご質問などがありましたら、お気軽にお聞かせください。 総務委員会におけるNHK予算に関する質問の結果報告です。時間が足りず、十分な議論ができませんでした。しかしテレビとラジオで深夜に録画中継された後、全国の多くの皆さんから激励のお言葉をいただきました。公共放送の在り方に関する議論は、今回では終わりません。さらに議論を続けてまいります。気づいた点がありましたら何でもお聞かせ下さい。