************************************** 西村ちなみメールマガジン第8号(2004年12月6日発行) 「第161臨時国会を振り返って」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ************************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村智奈美です。 先週金曜日、第161臨時国会が閉会しました。イラク自衛隊派遣延長問題、年金改革、政治とカネ、そして災害への対応など、臨時国会ながら、と言うべきか、臨時国会だから、と言うべきか、大きな問題が山積みとなっていた国会でした。しかし終わってみれば、成し得たものは何一つないようです。民主党はイラク自衛隊派遣法廃止法案と年金抜本改革推進法案と政治資金規正法改正法案を提出しましたが、どれも審議も採択も行われませんでした。新潟県中越地震に関しては、せめて復旧費用を予備費にとどまらず補正予算を組むところまで進めたかったのですが、これも通常国会まで先送りとなってしまいました。国民の皆さん、被災関係者の皆さんに申し訳ない思いでいっぱいです。 三位一体改革もまたまた中途半端に終わってしまいました。地域が主役、地域住民が主役の社会をつくるためには、早急な税財源の移譲は不可避です。地方六団体が身を削るような思いでまとめた地方案を本当に小泉首相は「真摯に受け止め」たのでしょうか。補助金という仕組みは温存したまま、補助率の引き下げということでお茶を濁して今年も終わってしまいました。数字のつじつま合わせばかりしていたのでは本当の地方分権は進みません。民主党の中でも地方財政改革などの政策の細かな部分について調査研究を続けています。押し付けではない、一人でも多くの顔が見える地方自治を、地方自らの手で作っていってもらえる国のかたちを基本理念に、これからも参画していくつもりです。 さて私はこれから韓国ソウルへ行ってまいります。民主党男女共同参画委員会の党務で、昨年夏のユンスック・リーさんとの出会いから企画してきた訪韓調査、政党法などを改正するなどして国会議員における女性の比率を増加させてきた韓国の現状を民主党の仲間とともに現地視察してまいります。前号メールマガジンでは、今回は男女共同参画調査会についてお話する予定と書きましたが、韓国報告とあわせて次号にさせていただくこととします。 そろそろ空港へ向かう時間が近づいてまいりました。今回は短いメールですみません。それでは行ってまいります。