2005年衆議院総選挙の民主党マニフェストにも記載されていた月額1万6000円の「子ども手当」を創設するため、児童手当法の一部を改正する法律案(子ども手当法案)をきょう2006年3月3日に衆議院事務総長に提出し、受理されました。
政府の児童手当改革案は新年度に小学校修了時まで支給対象を引き上げ(現在は小学校3年生まで)、第1子及び第2子は月額5000円、第3子以降は月額10000円と、何番目の子どもかによって金額が異なり、しかも所得制限があるため、子どもの育ちを促すものにはなっていません。
それに対し民主党は、次代の社会を担う子どもの健全育成をはかるという目的で、政治に対しては何らの発言権もない子どもの立場に立って、どの子どもにも平等に、手当することを目指しました。支給対象年齢は0歳から中学校修了までの児童(約1900万人)とし、何番目の子どもであるかを問わず子ども一人につき月額16000円を、保護者の所得にかかわらず支給します。当面、国が100分の92、都道府県及び市町村がそれぞれ100分の2.5、事業主が100分の3を負担することとします。
チルドレンファースト、子どもの人権を大切にした政策。なんとか実現できるよう取り組んでまいります。
[参照]児童手当法の一部を改正する法律案
・要綱(PDF)
・本文(PDF)
・政府案との比較(PDF)
・条文新旧対照表(PDF)