行動日誌

　今朝、いつもの街頭演説を終えて短い打ち合わせを行って会館へ移動するため新潟駅に着いたら、関東の雪のため新幹線が遅れているというアナウンスが。珍しいことです。きょうは公式の予定でなくてよかったと思いました。首都圏の交通網はひとたび何か起きれば脆弱です、東日本大震災のときの帰宅難民の波を思い出します。

　先日、発生したバスの事故は、本当に悲惨としかいいようがありません。心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。私が厚労副大臣だった当時もツアーバスの事故がありました。そのときは明確な法令違反があったと記憶しています。安全にかかわる分野での規制緩和は慎重であるべき、というのが私の考えです。利益を追求するために安全がおろそかになってはなりません。そのようなことが続いてきたのではないか、その視点から、原因究明と再発防止を徹底していく必要があります。

　新潟での土日はお招きをいただいた新年会などにお邪魔してまいりました。時間の都合がつく限りどちらでも伺いたいと思っておりますので、お気軽にお声かけください。平日は国会での仕事に明け暮れておりますゆえ、年頭のご挨拶がままなりません。どうか不義理をお許しください。

　12日、久しぶりにテレビ入りの予算委員会で補正予算案についての質問に立ちました。与えていただいた議席の重みをかみしめながら、実態も分からず「パートで25万」と語った総理の一般庶民との感覚のずれ、軽減税率により生じる社会保障財源の穴、出生率や介護離職防止に全く貢献しない政策などについて質しました。総理は、都合が悪くなるとはぐらかす、長々と答弁する、気勢を張る…とても見るに堪えない姿です。

　民主党は、不要な歳出と国債発行を減じる補正予算案の編成替えを提案しましたが、賛成少数で否決され、補正予算案は14日の本会議で衆議院を通過してしまいました。

　14日、法務部門・男女共同参画推進本部・私が座長をつとめるLGBT政策検討ワーキングチームの合同審査が行われ、仮称LGBT差別解消法案の骨子案を提案、議論のうえ了承していただきました。性的指向と性自認による差別をなくしていくために、法案という形で党内のとりまとめができたことを、誇りに思います。来週の政調会議で検討に付され、その後、超党派の舞台へと議論の場を移していくことになると思います。そこからまた山あり谷ありでしょうが、よい形で成立させることができるよう、引き続き取り組みます。

　4日に通常国会が始まり、新潟と東京を激しく往復しています。地元での新年行事と国会での公務のため、ほぼ毎日、日帰りしていました。どちらの日程も中途半端になってしまいそうで、あまり好ましくはないのですが。

　6日、代表質問の本会議直前に、北朝鮮が水爆実験を行ったという報道がありました。拉致問題の解決に進展が見られないなかでの実験が、事実だとすれば許されないことであり、政府には正確な情報収集と国民に対する十分な説明を求めたいと思います。しかし、なぜこのタイミングなのか？中国や米国、もちろん韓国やロシアはどう受け止めているのか？6か国の枠組みも見えにくくなっているような気がしてなりません。拉致問題の解決のため畳み掛けるように訴えていかなければならないと思います。

　きょうは新潟市消防局の出初式が盛大に行われました。分列行進と一斉放水はまいとし楽しみで、今年もその勇壮さに感動しました。その後は新潟市成人式に向かう新成人の皆さんへ総支部の県議・市議らとお祝いの街頭演説。新成人の皆さんが自らの力で考え、自らの未来を選択できるよう、私たちもがんばらなければならないとお祝いを述べながら決意を新たにしました。

　8日から予算委員会での補正予算案の質疑が始まりました。私も12日午前10時半頃から質問に立ちます。NHK中継が入る予定ですので、どうぞご声援くださるようお願いいたします。

　みなさま新年あけましておめでとうございます。新しい年をいかがお迎えでしょうか。今年も日本と新潟の未来のために、平和のために、活動し仕事をしてまいります。引き続きご支援くださるようお願いいたします。

　3日には定例の総支部街頭演説を大渕健県議、上杉知之県議、渡辺和光市議、山際務市議とで行いました。手袋なしでも寒さを感じない正月の天気には違和感を覚えますが、多くの皆様から手を振っていただき、第一声を気持ちよく訴えさせていただきました。

　4日からは通常国会が開会。こんな早い開会は異例ですが、朝の国対役員会、各種の打ち合わせ、代議士会、本会議、開会式、統一会派総会と、初日の定例行事は滞りなく続きます。今年は参議院議員選挙があるだけに、例年にも増して厳しい勝負の国会としなければなりません。ばらまきという露骨な選挙目当ての政策を厳しく質し、7月に立候補を予定している仲間の力となれるよう、精一杯がんばります。

　年の瀬を迎えました。恒例の「望年会」、今年は「大胆予測：TPPで新潟県の雇用と産業はこうなる」をテーマに新潟青陵大学学長の諫山正先生と地域貢献センター長の斎藤智先生からご講演をいただき、とても興味深いお話で大変好評でした。客観的にみた日本と新潟の産業構造、そして世界的にみた産業の発達スピード、目からウロコが落ちました。2011年に小学校一年生だった人の65％は、今は存在しない仕事に就くことになるという予測。どのように生活の糧を得ていくことになるのか、先回りして政策を打っていかないと新潟が大変なことになってしまいます。懇親会では提供していただいた商品でオークションを行い、「スペシャルオリンピックス新潟大会」へのカンパを募って、多くのご協力をいただきました。ご協力くださった皆様に心から御礼申し上げます。

　今年は振り返ってみればいろいろありました。労働者派遣法の改悪、安保法制の強行採決、政権の暴走が進んで日本の民主主義が脅かされる事態だと受け止めています。来年こそは何とか歯止めをかけなければなりません。年明け1月4日から始まる通常国会で私は、予算委員会と厚生労働委員会に所属します。生活者、納税者、労働者、消費者の立場から、女性の視点を生かして、果敢に立ち向かっていこうと決意しています。

　皆様どうぞよいお年をお迎えください。そしてまた来年もよろしくお願いいたします。

　補正予算案、税制、新年度予算案が発表されました。社会保障と税の一体改革はどこへやら。子育て世帯への給付金を召し上げ、高齢者1280万人に3万円をばらまくという、あまりにも露骨な選挙対策も含まれています。他方、軽減税率によって1兆円もの財源不足が生じるところ、社会保障充実をやめるのか、どのような新財源を手当するのか、それすらも示されていません。軽減税率は、実は消費税引上げを凍結するということで、高所得層へのメリットのほうが大きいです。また企業のうち7割は払っていない法人税をさらに減税し、中小企業には外形標準課税を強化するという。いったい安倍政権はこの国をどういう方向へともっていこうとしているのか…

　地域で拡大する貧困の問題。本来は政治が取り組むべき課題ですが、新潟でも、フードバンクや子ども食堂などが立ち上がり、市民の力が活動してくださっています。私もあちこち視察させていただいているなか、先日は新たにオープンした子ども食堂でお手伝いをさせていただきました。

　米国は金利引き上げを実施するとFRBエイレン議長が先日発表。日本は追加の金融緩和を実施すると日銀黒田総裁が発表。結果は…アベノミクスはもうダメだと、市場が言っているようにしか聞こえません。トリクルダウンは経済政策でも何でもなく、中小企業を本気で応援することなどみじんも考えていない自公政権によって喧伝される妄想です。

　祝日は西区でお茶のみ懇談会を開催していただきました。18歳の高校生からも参加していただき、率直なお話しをいただきました、ありがとうございます。

　クリスマスイブは東京で隙間なくレクや打ち合わせです。私が座長をつとめるLGBT政策検討ワーキングチームで、検討してきた通称LGBT差別禁止法案骨子案を報告し、了承されました。今後は年明けに党内・会派内手続きをさらに進め、超党派議連も一つの場としつつ、多くの政党から賛同してもらえるよう幅広く呼びかけを行っていきます。

　民法の「女性のみ再婚禁止期間6ヶ月」と「夫婦同姓」の規定が問われていた裁判で、きょう、最高裁大法廷で判決が出ました。結果は、女性のみ再婚禁止期間6ヶ月は違憲、夫婦同姓は合憲そのうえで国会で議論され判断されるべき、というものでした。15人の裁判官のうち、3人の女性裁判官全員と弁護士出身の男性裁判官2人が、夫婦同姓は違憲、と反対意見を述べられたそうです。とても考えさせられる結果でした。

　私は、選択的夫婦別姓は制度として認める民法にしたいと考えており、これまでも民主党が何度か提出してきた法案で、おそらく3回くらいは提出者になってきました。同姓を選ぶもよし、別姓を選ぶもよし。その判断はカップルやご家族の思い・考えによって決まるべきで、民法が強要することではないと思っています。女性の活躍促進というのであれば、自民党も賛成して当然と思います。

　また再婚禁止期間は100日が合理的、とする判断ですが、半年が医療や科学技術の発達を理由に長いとするなら、100日も論拠が弱いと思います。

　来年の通常国会では私は、厚生労働委員会に加えて予算委員会にも所属することになりました。自公政権の愚策にきちんとストップをかけ、あるべき将来像を示して前進することが私たち民主党の役割です。期待にお応えしなくてはならない、その最前線に立つことになるのだと、プレッシャーはとても大きいです。

　週末はオープンミーテイングを開催するなど、地元の皆さんとの意見交換に努めました。平日は相変わらず新潟と東京の行ったり来たりです。共生社会創造本部の非正規雇用・ワーキングプア対策チーム座長に就任することになり、早速ヒアリングを開催しました。

　一年前の今ころは、総選挙の真っ只中でした。12月の第1週末は市内も大雪でした。あれから一年。安保法制も労働者派遣法も強行採決されてしまいましたが、まだ私がやらなければならないことは存在するし見失っていません。社会の不条理さ、孤立や困窮、これらを解決して、誰もが安心して暮らせる政治をつくるために引き続きがんばります。

　今日は民主党と維新の党が次期通常国会において統一会派をつくることが決定しました。政策面では、7点にわたる基本的政策に合意しています。「会派」とは、国会の中でさまざまな活動を一緒に行う主体、場となるもので、本会議や委員会での発言回数・時間数もこの会派の所属議員数に応じて決定されます。民主党は現在、衆議院では「民主党・無所属クラブ」、参議院では「民主党・新緑風会」という会派に所属するとそれぞれの院に届け出ていますが、今後はどういう名称になるのでしょうか。肝心なのは政策のほうなので、基本政策に合意していれば、名称にはそれほどのこだわりはありません。

　またまた昨年末衆議院総選挙での一票の較差が最高裁によって「違憲状態」と判断されました。これで3回続けて同じ判断を受けたこととなり、立法府としてとても恥ずかしい状態になっています。一票の較差是正は、2012年解散のときに安倍自民党総裁と野田総理が早期に行うことを約束した合意内容の一つ。3年もたつのに、安倍総理がリーダーシップを発揮した形跡は何一つありません。来年には選挙制度調査会の答申が出てくると思われます。それを踏まえて着実に制度改革が行われるよう、私も努力していきます。

　今週も議員会館でレクや部門会議や打ち合わせなどをバタバタ行って新潟に帰るという日程のくりかえしです。「軽減税率」狂騒曲は終わる気配もなく、自民党、公明党、財務省、官邸が、党利・省益・支持率を取り囲んでグルグル回っているかのようです。3党合意では消費税増税の財源を生かして低所得層負担軽減のため介護と医療の個人負担上限を設ける「総合合算方式」の導入で合意していたのに、なんと軽減税率導入のため減収になるから導入しないことにしようと自公2党がひっくり返しました。私たちが提案してきた「給付つき税額控除」は、恒常的でコストも事業者の手間などもかからない仕組みで優れていると思いますが、全く取り合ってもらえず、議論を始めることもできません。

　連休、アートでスピリチュアルな3日間を過ごしました。

　東区役所では知的障害者のアート作品の展示と制作を行う「アートキャンプ」が始まりました。今年で3回目、几帳面で大胆で繊細な作品の数々が見事に展示され、度肝を抜かれます。今回はみんなで車に絵を描こうという制作活動もあり、私も参加させていただきました。アートは見る・聞く・楽しむばかりの私ですが、このときばかりは作る側にならせていただきました。

　新潟市が日中韓3カ国の文化交流の一翼を担って開催されてきた「東アジア文化都市」も閉幕しました。文化を通した市民の交流は、他をもって補ったり代えることができないもの。関係者の皆さんのご尽力に感謝いたします。

　創設から参加して事務局長もつとめてきたNVC新潟国際ボランティアセンターの25周年記念シンポジウムが開催され、出席して来賓としての挨拶をさせていただきました。来賓というよりは、主催者の感覚に近く、どっちつかずの挨拶になったかもしれません。新潟発の国際協力が、多くの人びとを繋いできたこと、私がその一員であったことを、誇りに思います。奨学金で支援してきた元奨学生がベトナムから3名来てくれて、とても感動的でした。

　市民映画館シネ・ウインドが30週年。記念パーティーに参加しました。懐かしいお顔にも多数お会いすることができましたが、鬼籍に入るお名前も。映画が映画であるかぎり、これからも続いていってもらいたいです。

　短時間で京都に報恩講にも行ってきました。

　そのほかにもさまざまな場に伺いました、新潟の文化の幅の広さ、奥の深さに、感嘆した3日間でした。