昨年末に明らかになった裏金問題は戦後例を見ない政治資金事件となりました。数多くの自民党議員が関与していましたが、政治倫理審査会で弁明したのは一部のみ、裏金の発生や再開の経緯は未だ解明されていません。自民党からの改正案は、欠陥だらけの法案であり、改革の名には全く値しませんでした。そもそも全貌を明らかにしたうえで法律改正するのが本来の道筋ですが、私たちの質問にも答えをはぐらかすばかりで、全く手順も踏んでいません。「火の玉となる」と言っていたはずの岸田総理のリーダーシップの欠如は目を覆うばかりであり、責任は重いと考えます。そして子ども・子育て支援金で国民の新たな負担は生じないという誤魔化しの強弁を繰り返し、国民と向き合う姿勢も感じられません。大企業には賃上げの動きがあるものの、実質賃金は25カ月連続でマイナスとなり、物価高は円安によってさらに深刻になっています。
これらのことから、岸田内閣にこれ以上かじ取りを任せられないと考え、立憲民主党は本日、岸田内閣に対して不信任決議案を提出しました。残念ながら決議案は自民党と公明党の反対多数で否決されてしまい、本当に悔しいです。
さて、今日20日東京都知事選挙が告示となり、蓮舫さんが鮮やかに第一声の訴えを行いました。7月7日まで自民党を後ろ盾にする現職を相手に大変なたたかいとなります。私も全力で応援します。皆様ご支援をよろしくお願いいたします。
国会最終盤で委員会などは終わっていますが、党厚労部門・消費者部門・雇用問題対策PTとして厚労大臣にカスハラ対策について申し入れを、党環境部門会議として国会に水俣病問題の解決支援法案提出を、行いました。水俣病の法案提出にはやっと漕ぎつけることができました。7月に環境大臣が現地を再訪して意見交換を行うことへの後押しになることも願っています。
明日が国会最終日です。最後まで緊張感をもって取り組みます。