台風と豪雨の被害が各地で発生し、心からお見舞い申し上げます。反対に新潟市では3週間以上も雨が降っておらず、佐渡市でもほぼ同様の状況です。最高気温が30度台後半という日が続く中、熱中症も心配ですし、火事が多いようにも思いますし、農家の皆さんは農作物の管理にご苦労されていると存じます。どうか皆様、ご自愛ください。
こんななか、私は地域にお伺いし、お話を伺っています。特に8月に入ってからは観光や帰省の方々に混じって佐渡に頻繁にお伺いし、その文化・芸能の奥深さや素晴らしい自然にも触れさせていただきました。10日には、第2次世界大戦末期の1945年8月10日に佐渡から新潟に向かい港に入ったところで米軍による攻撃を受け多大な犠牲を生んだ初代おけさ丸に思いをいたし、現おけさ丸を灯火で送り出すイベント「ピースキャンドル」に参加。毎年8月10日は私は、新潟市の水戸教公園で開催される平和記念碑献花式に参加してきましたが、今年は初めて船に乗って平和を祈る機会を与えていただきました。戦後78年目、いつまでも「戦後」は続かねばならず、政治に課せられた責任は重いと痛感しています。15日には佐渡市での二十歳のつどいに参加させていただきました。
ところで政府は8月8日にマイナンバーに関する会合を開き、1「マイナ保険証を保有していない方すべてに申請によらず資格確認書を交付する」ことと、2「マイナ保険証を一度登録した後も、マイナ保険証の利用登録の解除を可能とする」という方針を示しました。改めてですが、私は政府や社会のデジタル化は必要だと考えています。しかし昨年秋から顕著になった、マイナンバーカードありきのデジタル化には疑問をもっており、国民の皆様の不便と不安をもたらすような今のやり方は一度立ち止まってシステムを考え直すべきだと思っています。そのために何度も質問にたち、政府に対応を求めてきたところ、閉会中にあっさりと私たちの主張を認めての対応をとることにしたということです。1については、私たちが昨年秋から主張してきたことで、やっと、ということでしょうか。もちろんまだ確認しなければならないことはあります。2については、私が7月5日に閉会中審査で質問にたち指摘した点で、このときは加藤厚労大臣の生煮えの答弁でしたが「一度マイナ保険証を登録したら解除できない怖いシステム」と指摘したことは無駄ではなかったと思います。このときの質疑の動画を広めてくださった皆様の後押しにも感謝いたします。