本日、第211国会が閉会しました。今国会では、予算委員会で5回、内閣委員会や厚生労働委員会でも質問に立たせていただき議員立法も2本提出しましたが、岸田内閣の滅茶苦茶な政策を転換させるところまではいきませんでした。とても残念ですが、この悔しさをバネに今後もがんばります。
マイナンバーカードでは、河野大臣がもう問題は生じないと啖呵を切っていますが、マイナ保険証に別人の医療情報、年金情報を他人が閲覧、公金受取口座に他人口座登録など、ヒューマンエラーとは言い切れないシステム上の問題が明らかになり、国民の不信は増す一方です。マイナ保険証を普及するために紙の保険証を廃止してそこに追い込むというやり方も姑息です。これまでもマイナ保険証の問題については何度も書いたり質問したりしてきました。本当にデジタル政府を目指すのであれば、このように拙速に進めるのは避けるべきではないでしょうか。来年秋に紙の保険証を廃止するのは中止すべきです。
物価高対策も不十分ななか、防衛費だけは聖域で5年分まとめて43兆円の財源確保。保育士の配置基準の見直しなど子育て予算の財源は6月の骨太の方針に反映される予定でしたがまた先送り。LGBT法制はG7にあわせて議員立法の提出と格好をつけるためだけの成立。岸田総理の目指しているものが何なのか全く分かりません。
閉会中審査で議論すべきことはたくさんあり、まずは開会を求めていきます。しかしこの国会では、政権交代しないと政策の流れそのものを変えることができないと痛感もさせられました。数の力を頼みに何でもやってくる岸田政権に、この国の政治を任せることはできません。次なるたたかいに向けて、この夏、地域をしっかり回らせていただき、力を蓄えてまいります。