通常国会も残り日数がわずかとなってきました。日々新たにとの気持ちで、国会でも地元でも活動を行っています。
20日(土)、熊本県水俣市に伺いました。第二の水俣病を生んだ新潟選出の私が会長をつとめている超党派の「水俣病患者とともに歩む国会議員連絡会」の現地視察です。あらためてですが、海はつながっていますし魚は泳ぎ回っています。当時は行商の方々が魚を山のほうまで売りに歩いてもいました。有機水銀に汚染された魚は、広い地域で日常的に食べられていたとみるのが自然です。今回は視察に参加した議員が3艘の船に分かれて乗り込んで不知火海を回らせていただき、公健法や特措法の救済にかかる線引きが、いかに不合理なものかを改めて実感しました。人にはなかなか分かってもらえない四肢の痺れや感覚障害、胎児性患者さんの救済も言い出せなかった当時の状況、同じ家族の中でも救済される方とされない方がいるという今の状況。本当に切ないです。全面解決に向けて連絡会の仲間とともに取り組みます。
24日には衆議院予算委員会でTV入りの集中審議が行われ、30分の質問に立ちました。G7広島サミットの結果を受けて拉致問題とLGBT法制について、また保育士の配置基準の見直しと旧統一教会について質問しました。拉致問題については、政府認定拉致被害者の田中実さんと拉致の疑い濃厚と言われる金田龍光さんの、生存情報と帰国意思の確認をすべき、お二人の人権問題であると同時に、膠着状態にある拉致問題のあらゆる糸口を手繰り寄せるべきと質しました。元拉致担当大臣と元外務事務次官が事実を認めているのに、当時の外務大臣でもあった岸田総理は、相変わらず「差しさわりがあるので答弁を控える」の一点張り。人の命がかかわっているのにあまりにも冷酷すぎます。
28日には佐渡市で初めてのオープンミーティングを開催しました。大勢の皆様と初めてお目にかかることができ、有意義な意見交換をさせていただきました。近く佐渡市にも事務所を開設させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
今月はほかにも、超党派の在外投票推進議員連盟を再出発させました。私は事務局長をつとめます。厚生労働委員会での質問、LGBT超党派議連の役員会、街頭演説も行っています。