12月10日土曜日、第210臨時国会が閉会しました。岸田内閣の閣僚がわずか1ヶ月の間に3人も事実上更迭されたことも異例であれば、国会の最終盤になって与野党で話し合い修正を行って法律を通したことも異例で、しかも異例中の異例だったのは、与党の日程調整が全く機能しておらず土曜日に参議院委員会、衆参本会議が押し込まれて開かれた、ということでした。
7月に私が本部長となって発足させた党の旧統一教会被害対策本部は、閉会中もヒアリングを積み重ね、10月17日に法案を提出し、政府与党を動かし続けてきました。当初は政治との関わりについて調査を行わず被害対策は先送りしようと考えていた与党をここまで追い込み、全く十分ではありませんが旧統一教会の違法な行為の一端を規制することができるような法案が成立したことは、何よりも勇気をふるって声を上げてくださった被害当事者の皆さん、30年以上におよび危険を顧みず被害救済に尽力してこられた全国霊感商法対策弁護士連絡会の先生方の思いを、私たちも共有できたからです。皆さまの取り組みに心から敬意と感謝を申し上げます。なお成立した法律はまだまだ不十分です。そもそも寄附に限定して規制しようとする政府与党の考え方では被害救済もまた限定的となるのは自明です。法案に賛成した私たちは、これからも法律を進化させる責任があることをしかと受け止め、今後の実効性が上がるよう政府の取り組みをチェックし、引き続き関与していく決意です。
さて11月18日に公職選挙法が改正となり、衆議院総選挙の区割りがここ新潟県では6から5へと減となることが決まりました。12月3日の立憲民主党新潟県連常任幹事会では、県内の国会議員・総支部長で話し合った結果を報告し、12月28日以降の公示となる総選挙で私は新・新潟1区から立候補することで党本部へ報告することを決定していただきました。政治活動を始めた1999年から、政治家として長く育てていただいた旧新潟1区への思いと愛着はひとしおであり、これが3分割されるのは身を切られる思いです。支持者の皆様からは「決まったこととはいえ、人口減少県の議席が減ることは受け入れがたいし、何とかならないのか」というお声もいただきました。しかしやはり決まったこと、私たちも賛成した法律の計算式に基づいた定数と区割りの見直しの結果だということには、従わなくてはなりません。私にはまだ国会でやりたいこと、やらなければならないことがあります。新潟市西区、北区の皆様には、これまでご支援いただき、誠にありがとうございました。縁がこれで切れるわけではありませんので、また何かありましたらお声をかけていただけると幸甚です。江南区の旧亀田・横越の皆様、佐渡市の皆様には、新たな出会いをいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
臨時国会が終わり、新潟に帰ってまいりました。皆様と近くお会いする機会をいただけるよう願っています。