今日は衆議院厚生労働委員会の閉会中審査が開かれました。昨日、政府が新型コロナウイルスの感染拡大地域における患者さんの入院については、重症者や重症化するリスクの高い患者に限定するという政府の方針が示されました。感染症法による基本的な対処方針の大きな変更です。しかもこの新型コロナウイルス感染症は、中等症レベルでも「肺炎が広がり多くの人にとって人生で一番苦しい」と言われており、自身で酸素飽和度を測りながら入院を依頼しなければならないということ。方針転換を告げる文書はたったのペーパー2枚で、専門家による分科会の意見は全く聞かずに判断されたようです。与党への根回しもなかったものと思われ、与党からも撤回を求める声が上がりました。尾身会長は今日の委員会で、医療体制を確保すること、自宅療養を可能にすること、自宅療養中に重症化した際には医療に直ちにつなぐこと、の必要性を言われていましたが、それらは可能となるのでしょうか。これは一体本当に、国民皆保険による質の高い医療と言われてきた我が国で起きていることなのか。ここでも悪い夢を見ているようです。
東京都での新規感染者は右肩上がりで増えてきています。新潟県でもじわりじわりと上昇中ですので、何がしかの判断がされるころと思います。デルタ株の感染力は、米国CDCは水疱瘡と同じレベルとしました。PCR検査は追いついているのでしょうか。ワクチン接種してくれと自治体のリーダーから呼びかけられても予約すらできない状況です。
暑い毎日でもありますので、皆様どうか体調管理にはお気をつけください。こんななかではありますが、新しいYouTubeチャンネルが開設されましたので、ご案内いたします。私が開設した既存のチャンネル(政策に関するもの)とは別に、大学生の方々が新たに立ち上げ運営してくださっている「西村ちなみの部屋。」というチャンネルです。ツイッターは @chinami_youtube です。政治を身近に、政治家の日常を発信する、というコンセプトです。お時間あるときにどうぞご覧ください。