21日に厚生労働委員会で私が質問した、余剰ワクチンの接種券が届いていない方であっても打てるようにしてほしいとの件について、25日に厚労省から通知が発出されました。通知を河野ワクチン担当大臣がツイートしており、立憲民主党の尾辻かな子議員がリツイートしてくれて、私は夜に知ったという次第。あちこちで情報が目詰まりしているのではないかと窺い知ることができる事例でもあると考えます。
ともあれ、消防署員や教職員、保育士などに接種券が届いていなくても打つリストを作るなど、知恵を絞っている自治体がある一方で、厚労省にきちんと照会した自治体は、余ったワクチンであっても高齢者以外はダメとの回答を得て廃棄していたところを、この通知で変えることができると思います。
新潟市でもワクチン接種が始まりました。予約そのものが高齢者にはハードルが高く、デバイドに配慮する必要があります。この点も委員会で質問しています。早期に改善されるよう、引き続きウォッチしていきます。
IOCコーツ副会長は、緊急事態宣言下であっても東京五輪の開催は可能と発言しました。「可能」の意味は何でしょうか。警察が変死の方からPCR検査を実施し新型コロナウイルス陽性だったと確認した件数は、現時点で403に上ります。中等症患者を受け入れている病院で人工呼吸器をつけている重症レベルの患者さんも多くおられるとか。水際対策のための入国者追跡アプリは全く使えていなかったことが分かり、これから修繕するとのこと。そして、緊急事態宣言は、また再延長されるようです。政府対策本部分科会の尾身会長は、オリンピック開催に関して、検討すべきという趣旨の答弁を何度も厚生労働委員会でされました。しかし政府からは「安全・安心な東京五輪」という同じ言葉が繰り返されるだけ、どのような策で担保しようとしているのかも全く明らかになっていません。
国会は終盤。事業や生活の見通しに不安を抱く方々に寄り添うために、やるべきことを一つひとつ対処していきたいと思います。