緊急事態宣言が東京都、京都府、大阪府、兵庫県に出され、新潟県では新潟市に特別警報が出されたことを受けて、私は、苦渋の判断ですが、感染防止のため連休中新潟に帰らないことにしました。しかし新潟の皆様には常に寄り添い、さまざまな媒体を通してご意見をいただいてまいりますし、できる対応はとってまいりますので、引き続き何なりとお聞かせいただければ幸いです。
大阪府では医療崩壊が現実のものとなり、救急車の中で長時間過ごさざるを得ない救急搬送の患者さん、自宅や療養ホテルで急変して亡くなる方、重症者を受け入れるために救急搬送された患者を転院させるなど、本当に深刻な事態となってきました。感染力が強いとされる変異ウイルスの影響かと思われます。ここまできてもオリンピックを何が何でも開催したいという政府と組織委員会の姿勢は奇妙なほどで、組織委員会などは今現在でも看護師不足にもかかわらず日本看護師協会にオリンピック開催中の看護師500人派遣を要請したりしています。2016年のリオ五輪は選手の数だけで1万人を超えていました。この選手全員に毎日PCR検査を受けてもらうのだそうですが、これまでの検査能力からいって対応可能でしょうか。あるいは感染者が増えたら、医療機関は対応可能でしょうか。甚だ疑問です。
さて先日はLBGT平等法の制定をめざす民間団体による「レインボー国会」が開かれ、私も同僚議員とともに参加しました。アウティングの被害にあい自死された方のご遺族が「兄が生きたかもしれない社会が見てみたい、命を守る法律を作って」と発言され、ロバート・キャンベルさんが、理解増進では不十分、差別解決でなければ」と発言されるなど、本当に喫緊の課題であると訴えられ、与野党協議の前線に立つ私としては最大限がんばらなければと強く思わされました。