横田めぐみさんのご尊父、横田滋さんが5日に亡くなったという報に接しました。心からご冥福をお祈りいたします。めぐみさんとの再会を待ち望みながら、その願いが叶わなかった無念を思いますと、言葉が出ません。申し訳ない思いが沸き上がるのと同時に、1日も早い帰国を実現するために、私自身ができることを最大限取り組み、まだ実行できていないことを強力に求めていきます。
国会は残す会期が1週間ほどになりました。第2次補正予算案の審議が始まっており、きょう昼の衆議院本会議で採決が行われる予定です。野党からは国会の白紙委任に等しい10兆円の巨額な予備費の減額を含めた組み換え動議を提案します。政府与党は国会審議から逃げるため来週17日にきっちり国会を閉めたいようですが、たくさんの問題があります。国会を閉めることなく、問題に対応できるようにしておくべきです。
なお、私が筆頭理事をつとめる拉致問題対策特別委員会は、ずっと一般質疑を求めており、今週中には大臣所信を聴取する見込みですが、質疑は来週開催できるかどうかという状況です。
先日、「セクシュアルハラスメント禁止法案」を提出しました。コロナ禍では、力の弱い人、声の小さい人からさらなる困難に陥ります。セクシュアルハラスメントについていえば、「セクハラをしてはいけない」という法律がないために、被害を労働局に相談しても認めてもらえなかったり泣き寝入りしたりというケースがあります。国・自治体が被害救済にしっかりと取り組むための根拠法案です。
検査・医療体制の状況などを見るにつけ、これまで効率やコスト優先で本来必要な社会インフラが切り捨てられてきたことを痛感します。新潟県は公立公的病院の再編を求められている数が全国で最多ですが、再編を求められている病院が感染症用ベッドをもっており、実際に患者さんを受け入れているなど、重要な役割を果たしています。その重要性を改めて認識させられます。数字だけ見る単純な取捨選択はできません。