第2次補正予算案が閣議決定されました。総額31兆円、うち10兆円が予備費ということです。第一次補正は誠に軽量でしたが、今回はようやく地方創生臨時交付金や医療包括交付金なども増額されました。家賃支援、学生への支援も、不十分ではありますが盛り込まれています。
他方、3分の1が予備費などという予算案は、あまりにも知恵がありません。第1次補正予算案のGoToキャンペーンのように補正予算案を大きく見せようとしたかったのでしょうか。「空前絶後」という表現はどうでもよいことで、とにかく中身が大事です。野党からは、ひとり親家庭への特別給付金などを始めとして、さまざまな法案を提出しました。また与野党協議会は10回を重ねており、多くの提案をしてきました。その中からやるべきメニューはたくさんあります。政府与党にはメンツにこだわらず、野党が提案しているものであっても、いいものはぜひ取り入れて実行してほしいです。
5月1日に申請したのにまだ持続化給付金が振り込まれていない方が、今週末の時点でも、数万人いらっしゃることが明らかになりました。雇用調整助成金も手続きは簡素化されたとはいえ、そもそもが複雑であることは変わりありません。今後、労働者個人への給付の申請が始まりますが、これも窓口は労働局になるとのこと。定数削減がずっと続いてきた中で、非正規の方の負担も増えています。これまで進めてきた政策の問題点が、新型コロナでより浮き彫りになってきました。
残り会期3週間、1日1分を大事に、これからもがんばります。