新潟。人の気持ちが生きている、と思わされた取り組みがあります。
新潟市保健所がドライブスルー方式でPCR検査を行っていることが報道されました。現在、全国的にマスク・防護服・手袋・消毒薬などの医療資源が不足しています。そのためもあってか必要と思われるケースにも検査が十分に行われていません。日本医師会の調査で、全国26都道府県では医師が保健所に検査を依頼しても断られたケースが290件もあったそうですが、新潟県内では断られたケースはないそうです。また地元TV局が、急に休校になった学校を訪ねて「先生からのメッセージ」を取材し放映しているとのこと。私は残念ながら平日は東京滞在のため見ることができませんが、大変好評です。他にも、あちこちで、いろんな方々が、いろんな取り組みをしてくださっています。建前ではなく、目の前で困っている方々を何とかしたいという、現場の方々のご尽力に頭が下がります。私ももっとがんばらなくては。
今週は厚生労働委員会で雇用保険法等一部改正案の質疑に2回立ちましたが、いずれも半分ほどの時間を新型コロナウイルス感染症対策の質問に費やしました。学童保育、働く人たちの税・社会保険料、雇用調整助成金、自営業への支援、などなど、質問すべきことはたくさんあります。また共同会派の対策本部でも、経済対策の議論が活発に行われています。ピンポイントで深い痛手を負っているところもあるため、著しい減収になっているところには損失補填が必要と思います。
こんななか、森友学園をめぐる国有地大幅値引き売却をめぐって、公文書の改ざんを指示された財務省近畿財務局の職員の遺書がご遺族によって公開され、国賠訴訟が起こされました。ご遺族のここに至るまでの葛藤、赤木さんの置かれた立場を思い、遺書を読みながら体が震えます。なぜ自死せざるを得なかったのか、誰の指示だったのか、今度こそ明確にしなければなりません。
今週末も新潟に帰り、さまざまなご意見を伺ってまいります。どうぞ皆様のお声をお聞かせください。