秋の臨時国会、閉会しました。全野党がそろって40日の会期延長を申し入れていましたが与党は全く応じず。説明責任を自ら果たせと総理から言われた2閣僚は辞任してから国会に出てきませんし、総理・官房長官も予算委員会集中審議の開催を拒否し、公文書を自分たちの都合で捨てたり隠したりと国民・納税者をないがしろにしています。国会閉会で逃げ切ったと思ったのか、昨日の総理の記者会見では特定の記者だけが指名されるという出来レースだったようで、そこで憲法改憲への意欲を語られても、国民の意識とかけ離れているのではと白々しく思えてしまいます。
国会が閉会したら、記述式の試験導入の延期ないし中止と、中東ホルムズ海峡周辺への海上自衛隊派遣を、政府が決定するのではないかとも言われています。本来であれば公の場できちんと議論して決定することが必要で、こうした面からも会期延長が必要でした。
アフガニスタンで中村哲医師がお亡くなりになりました。自らブルドーザーに乗り灌漑設備を作るのだと話すお姿、住民たちが自分の安全を守ろうといろいろ情報をくれるのだと話すお姿、アフガニスタンの国旗に包まれてご遺族とともに帰国の途につく棺、どうしてもこれらが一本の線にまとまりません。ご功績に心から敬意を表し、昨日は本会議場で黙とうが行われました。心からご冥福をお祈りします。