ハンセン病家族訴訟団の皆さんと意見交換させていただき、根深い差別を改めて思い知らされながら、家族補償のための立法作業が行われ、昨日、ハンセン病家族の皆さんに補償するための法案が成立しました。先日、衆議院厚労委員会で元患者の皆さんが暮らす国立療養所多磨全生園と国立ハンセン病資料館に視察に行ってまいりました。
国の誤った政策によって多くの方々が強制的に隔離され、家族との絆も切り裂かれました。判決でも国の責任が認められ、立法府と行政府に大きな責任があることは明白です。長い年月を療養所で暮らしてきた入居者の皆さんは、かなり高齢になっておられ、安心して生活していただくために、介護体制の充実など療養所の人的整備が大きな課題です。党ワーキングチームでもヒアリングが行われました。引き続き取り組みます。
さて全世代型社会保障検討会議での経団連中西会長の発言削除問題について、政府の説明が突然ひっくり返ってびっくりしています。「録音はない」と説明を受けて、参加議員一同「そんなはずはない」といろんな聞き方で迫ったのですが、やはり録音はない、と。それが週をまたいだら、録音がある、と180度変わったのです。なぜ速記録から削除したのか明確な説明はなし。あるまじきことです。
「桜を見る会」についての説明も摩訶不思議なことばかり。説明責任を果たせるのは総理しかいません。