衆議院厚生労働委員会の閉会中審査を求めていますが、与党からは梨のつぶてです。今週と言われている内閣改造と自民党人事に気もそぞろなのでしょう。二階幹事長は「派閥政治の何が悪い」と開き直っておられるようですが、今の総理官邸一強での派閥政治は、おのずと権力者にすり寄る忖度政治につながります。与党の幹事長が派閥政治の弊害に全く気付いておられないのは、国民にとって不幸と言うしかありません。
消費税10%への引き上げを目前に、不安と不満でいっぱいの生活者、中小企業の皆さんがたくさんおられます。改めて申し上げますと、私は、「幼児教育の無償化」は政策の優先順位が低いと思います。すでに保育料は累進性がかなり効いており、低所得の方々は保育料ゼロになっていますので、今からやる無償化では高所得層が恩恵を受ける形になります。無償化より前に、保育士さんなど福祉の現場で働く方々の待遇改善や、すでにやることになっているが予算がまだついていない保育の質の確保策などを最優先にやるべきではないでしょうか。
国会が開かれないのが本当にじれったいです。