100兆円を超える新年度予算案が、さきほど参議院本会議で成立しました。消費税10%への引き上げを前提として高等教育の奨学金や幼児教育の無償化をやる、と政府与党は言い立てますが、奨学金は対象が狭くなり、幼児教育は高所得層への優遇で、ますます格差が広がります。極めて恣意的なポイント還元、人件費がふくらむプレミアム商品券、集めて配る消費税、あとに残されるのは次世代へのツケ。後戻りできない道へ踏み出してしまいました。
共通事業所系列の実質賃金について、公表できるかどうかの有識者検討会を厚労省は開催してきましたが、「公表すべき」というヒアリングの際の明確な主張を中間とりまとめから削除するなど、隠し続けるためのアリバイ的な検討会となっているようです。長期的にみれば安倍政権になってから実質賃金は明らかに下がっています。これを「総雇用者報酬は増え続けている」と論点をはぐらかし、まともに向き合わおうとしない安倍政権の体質そのものが、「国難」なのではないでしょうか。
今日も明日も委員会が開催されており、私は国会にいます。いよいよ今週金曜日から統一自治体選挙が始まります。新潟県議会議員選挙、市議会議員選挙では、私の仲間たちにぜひともご声援賜りますよう、何とぞよろしくお願いいたします。