24日、衆参厚生労働委員会の閉会中審査が行われ、私も野党のトップバッターとして質問に立ちました。毎月勤労統計の不正は、与野党とわず解明をしていかなければならず、与党からも厳し目の質問が相次ぎました。
私が問題と思うのは、第一に2015万人といわれる対象者全員に追加給付ができるのか、ということ。「消えた給付金」になりかねません。事務費は労働保険特別会計という、労使が折半しているお金から出すというのも理解が得られないと思います。第二に特別監察委員会の報告書には肝心なことが全く書かれていないということ。特に2018年1月に抽出調査を全数調査に見せかける不正な操作を行うことにした際に、なぜ事実を公表しなかったのか、動機が全く不明です。第三に、水増しされた賃金がアベノミクスの成果が現れているとの総理の発言につながっていること。賃金偽装をあえて公表せず、GDPや日銀の見通しにまで影響を与えた可能性があります。これが最大の問題です。
日本の統計は信頼できるという国際的な評価も、国の基幹統計のうち4割で不正があったと明らかになりました。厚労大臣は調査をやり直すと表明しています。来週からはじまる通常国会でも、引き続き真実を明らかにし、そのうえでなされる政策立案にしっかりと取り組んでいきたいと思います。
我が党の風間直樹参議院議員が、今年7月の参議院選挙新潟県選挙区に立候補しないと表明されました。ただ一言、残念としか言いようがありません。しかし立ち止まっていることもできません。候補者擁立をあらゆる視点から早急にすすめていくことが求められています。安倍政権に対する意思を県内有権者の皆様からお示しいただける選択肢をつくるため、できることは何でもする決意です。引き続きのご指導ご支援をよろしくお願いいたします。
朝の街頭国政報告