4月に入りました。新しい生活をスタートされた方も多くいらっしゃると思います。
シリアでのサリンを使ったとされる攻撃によって犠牲者が出ていることに心を痛めています。その後、米国がすぐさまシリア国内の飛行場を攻撃したのにはとても驚きました。日本政府がいち早く米国の方針を「理解」したのか「支持」したのかわかりませんが、いずれにしてもわが国が短時間で米国の行動に好意的な発言をしていることは、少し性急な対応だったのではないでしょうか。政府が米国に対して攻撃の法的根拠をこれから問うとしているのも、どうにかしていると思います。
国会では、共謀罪法案の審議が始まりました。オリンピックを開催するために必要なテロ対策の条約を締結するため国内法が必要で、対象となる団体と犯罪を絞り込んだ、という政府の説明ですが、条約の中身や法案のこれまでの経緯をたどっていくと、どうもテロ対策という名称は単なる後付けで、内容は共謀罪そっくりそのままのようです。自民党広報本部長があるテレビ番組で一般市民が監視対象となる可能性について正直に言及していました。この法律が通ったら本当は何が起きるのか、どういう社会が待っているのか、政府は正直に語るべきだと思います。また、法務委員会ではすでに性犯罪厳罰化のための刑法改正案が提出されていました。先に提出され、各方面から早期成立を望む声があるにもかかわらず、それを通り越して共謀罪法案を先に審議させるとは、かなり異例のこと。政権の驕りは本当に目に余ります。民進党では対策本部を設置し、各地域で勉強会などを開催していくことになりました。
今週末は息子とともに新潟に帰り、久しぶりにさまざまな会合に出席しました。