北朝鮮が4発のミサイルを発射しました。繰り返される弾道ミサイル発射や核実験は、東アジアひいては国際社会全体の平和と安全を損なう重大な脅威であり、厳重に抗議します。参議院に続いて衆議院でも9日の本会議で非難決議を採決しました。それにしても与党のぼんやりした空気は何なのでしょうか、7日の朝に民進党理事から参議院予算委員会を遅らせてNSC(国家安全保障会議)を開催したらと理事会で促しましたが、政府にはこの話は伝えられず、委員会が始まってからわが党の福山議員が同様に総理に促して初めて開催されることになったのでした。いくら何でも与党として危機管理意識が欠けていると思います。
「保育園に入りたい」を本気で語ろう。このようなタイトルの会合が議員会館で開催され、私も参加しました。待機児童をゼロにすると言い切った安倍総理でしたが、熱意はさほどでもなかったらしく、その場しのぎの発言だったようです。私たちが求めている全国的な実態調査もまだ行われていません。かくいう私の子どもも都内で待機中。現在はシッターさんに頼んで何とかつないでいる状況です。参加したママ・パパたちの訴えが本当に切実に胸に響きます。
昨日には性的指向・性自認を理由とする差別(SOGIハラ)をなくすための法制度を考える「レインボー国会」が開催され、超党派議連の幹事長として、また「性的指向・性自認を理由とする差別解消法案」の筆頭提出者として、私も出席しました。会場いっぱいに多くの方々がお集まりで、ようやく社会的な関心が高まってきたと嬉しくなると同時に、わが国での法制度の欠如は本当に残念なことだと改めて思いました。誰もが自分らしく生きることができる社会のために、国会でやるべきことをきっちりと実現しなければなりません。
ところで先日提出した2本の質問主意書の答弁書が出てきました。いずれも木で鼻をくくったような答弁でしたが、事実関係として、2001年以降、情報公開請求に対して文書不存在を理由として不開示と決定している割合が、省庁全体の中で防衛省は毎年かなり高くなっている、ということが明らかになりました。南スーダンPKO派遣部隊の日報も安易に不存在とすればよいという組織的な判断が働いたということはないでしょうか。
委員会も動き出し、担当大臣の所信表明を聴取しています。参議院の予算委員会ではあまりに出鱈目な国有地の売却に絡んで質疑が行われていますが、やはり森友学園の理事長を参考人招致して尋ねるしかないのでは、と思うことばかりです。