3月に入り、新年度予算案の審議は参議院に移りました。衆議院でたくさんの課題が見つかり、そのまま参議院に送られた格好です。例えば大阪府の森友学園の極めて不明瞭な国有地購入について引き続き質疑が行われていますが、なぜ8億も値引きされて実質200万円で売られているのか、説明されていません。政府与党は例によって交渉記録や算定記録が「不存在」と開き直っています。政府与党には自ら調査して明らかにする責任があると思います。
超党派の議員連盟の会合二つに出席しました。LGBTについてはこのところオリンピックを見据えて民間の動きも活発になってきましたが、ヒアリングをした方々のみならず私の地元の方からも「差別禁止の立法を」とご要望をいただており、私を筆頭提出者に野党からは法案を提出していますが、与党である自民党公明党からは良いとも悪いとも何の返事もなく、膠着状態が続ています。オリンピック委員会も調達コードなどを準備しているとの今日のお話。国会が国外のみならず国内のスタンダードから取り残される恥ずかしい事態を打開するためにも、何とか法案の審議だけでも進めてほしいものです。
在外投票推進議員連盟は、私が汗をかいて2008年にロサンゼルスに政党討論会に参加した超党派の議員とともに設立しました。海外に在住する日本人は200万人と言われますが、国政選挙の投票率は数%と極めて低くなっています。理由は、在外投票制度の周知不足と投票の手続きにあまりに時間がかかること。何とか改善できないかと取り組んできて、昨年は法改正で選挙人登録を日本出国時にできるようになりましたが、まだまだ課題は多く残されています。河村会長を先頭に、引き続き取り組んでいきます。