体力的な制約があって時間の短縮はできませんが、その分、じっくりと一つ一つの課題に向き合えるようになっているかもしれません。忙しさのあまり、なかなか取り組めなかった在外投票推進議員連盟などの再興や閉会中に休んでいたLGBT議連立法チームの活動も、この時期に前に進めます。国政は、TPPを急ぎ、パリ協定を後回しとし、核兵器禁止条約締結に反対するという、外交のちぐはぐさが目立ちます。「結党以来、強行採決は考えたこともない」と数日前に答弁したばかりの安倍総理の眼前で強行採決は行われました。これにおかしいという声がどうして自民党内から出てこないのか。本当に不思議です。
年金減額法案の審議が始まりました。マクロ経済スライドだけでは物足りず、とにかく何か理由を見つけて現在と将来の受給額を減らそうという意図がありありです。政府与党に都合のよい試算が示されただけで、どうやってこの審議を乗り切ろうかと最初から出口を探そうとしているかのような説明です。年金の最低保証機能をどうするのかを本来議論しなければならないはずなのですが。