水曜日に今国会初めての党首討論が開催され、岡田代表がもう一度消費税引き上げの先送りすることを安倍総理に提案しました。今の経済状況、特に消費が力強さを欠いている状況では先送りをせざるを得ない、ただし2020年プライマリーバランスの目標は維持し、行財政改革をより具体的に進め、社会保障の充実策は赤字国債を財源としてでも実施し、軽減税率を白紙に戻して総合合算制度や給付付き税額控除とあわせてきちんと議論する、ということです。憲法についても自民党憲法改憲草案に乗るつもりは全くないことを明言しました。総理には、アベノミクスの功罪と立憲主義について明確な説明責任が求められることになります。
超党派で運営してきたLGBT政策検討議員連盟、今週は重要な立法作業チームの会合を開催しました。性的指向と性自認を理由とする差別は、残念ながら学校や雇用やさまざまな社会サービスの中でも多く生じてしまっています。当初、旧民主党から提示したLGBT差別禁止法案(略称)骨子案をもとに協議が進んでいくことになっていましたが、前後の対応について役員間でも話し合いをしても、現時点でそのようにはなっておらず。成立が待たれている法律であるのに誠に申し訳ないことです。
沖縄でまた、米軍関係者による悲惨な事件が起きてしまいました。本当にいたたまれない気持ちです。政府与党サイドからはサミットなど外交日程を前にこの事件を封じ込めるなどの発言がされているようですが、言語道断です。内閣の人気を維持するために事件を矮小化することは許されません。
会期末ということで、筆頭理事を務める厚生労働委員会では閣法と議法の取り扱いをめぐりこれまで以上に丁寧な調整が求められる時期に入ってきました。質問にも立ち、男女間の賃金格差を容認する大臣の答弁について質しました。残り10日となった会期、野党で内閣不信任案の提出も検討している中でもあり、緊張感の高い毎日が続きます。