北関東、東北でも、堤防の決壊など豪雨水害が発生しています。被災された皆様にお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。11年前の県央地域水害では、膝下くらいの水でも濁流となってくれば体をさらわれてしまうと伺いました。当時、現地での対応に奔走したり泥ほりのボランティアに伺いながら、元の生活に戻るまでの苦労を感じましたが、その後も全国で水害や土砂災害が増えているのではないでしょうか。地球温暖化がもたらず気候変動による影響が大きいと思います。こうした変化にこそ、政治がきちんと対応していかなければなりません。
厚生労働委員会では戦没者遺骨収集推進法案が、委員長提案により全会一致で可決されました。私も起草に向けた質問に立ちました。法案はその後の本会議に緊急上程されたのですが、同じ本会議では参議院で施行期日が修正された労働者派遣法案が戻ってきており、野党は10月1日から機能するはずだった労働契約申し込みみなし制度の発効を目前に法案のゴリ押しは許されない、と討論のうえ反対しましたが、与党の賛成多数で成立してしまいました。派遣労働者が同じ職場で3年経ったら雇い止めにされる法改正など、聞いたことがありません。本会議場の傍聴席では、派遣労働者の方々の涙する姿がありました。成立を阻止できなかった、申し訳ない気持ちでいっぱいです。