先週土曜日、久しぶりにオープンミーティングを開催しました。東京で朝7時30分までTBS番組に生出演の後に文字どおり駆けつけてくださった福山哲郎元官房副長官をゲストにお招きし、アベノミクスの本質、外交の失点、高校無償化の後退、憲法解釈変更の問題、エネルギー政策転換加速化の必要性など、多岐にわたって分かりやすくお話いただきました。
質疑応答では待ってましたとばかりに多くの方の手が挙がりましたが、福山さんが京都へお帰りになる都合上、若干時間が足りなかったかもしれません。ご参加くださった方から、やはりオープン・ミーティングは開催していったほうがいいというお声をいくつかいただきました。現職のころは国政報告会として毎月開催していましたが、今回の開催をきっかけに、今後の持ち方についても考えようと思っています。
福山さんのお話を伺って、私が日ごろ考えていることが間違っていなかったことが分かりました。自民党は旧い自民党へと戻ってしまった。アベノミクスは異次元の金融緩和と大胆な財政出動が行われただけで、マネタリーベースは増えていても資金は回っていない。外交についても隙を与えてしまい、ロシア、クリミアの件でも誤ったメッセージを発してしまった。高校無償化に所得制限をかけたことは一見よさそうだが子どもの中での区別を生じる。悲劇のヒーローを仕立てて憲法解釈変更へ走るのも間違っている。等々、書ききれませんが、福山さんと私が一緒に取り組んだ自殺対策など社会的包摂のための政策、外交文書公開などについても触れながらのお話は、本当に心がこもっていて有り難いものでした。
三寒四温を繰り返しながら春に向かうとは言いながら、きょうの新潟は「寒」のまっただ中です。今朝の定例街頭はガリガリ氷の道でした。今週も地道に前進します。