26日、政府与党は特定秘密保護法案を衆議院特別委員会で強行採決しました。前日に福島で法案に関する公聴会が開催され、陳述人7人全員が反対を表明していたにもかかわらず、翌日に強行採決してくるとは、国会の議論を全く無視した行為であり、立法府の権威を自ら貶めることです。国会議員の知的廃退を感じます。自民党が推進するのみならず、公明党までもがわずかな修正によって賛意を示し、維新の会・みんなの党が修正して合意した法案は、衆議院本会議で可決され、参議院に送付されました。民主党政権では一度も行われなかった強行採決の風景が自公政権のもとでまた国会に蘇ってきたのかと思うと、暗澹たる気持ちになります。
これをうけて27日と30日には緊急で街頭演説に出て、強行採決を批判するとともに法案の問題点を訴え、民主党が提出している対案について説明させていただきました。来週は12月6日の会期末を控えて、政府与党は参議院でも手法を問わないやり方で成立をはかってくるでしょう。政府提出法案修正案の成立は絶対に食い止めたいという思いで、来週も連日、朝の駅頭での訴えを行う予定です。皆さんの利用されている駅にも伺うかもしれませんので、よろしくお願いいたします。
民主党の法案への考え方および対案は、こちら20131128特定秘密保護法案反対! (1)⇒にアップされていますので、ご高覧ください。