昨日16日は母校の学生たちが企画したイベントに呼ばれ、夕方6時から1時間のお話と30分の質疑応答を行わせていただきました。「教えて!ちなみさん~政治は遠くて近い!?西村ちなみさん×新大生~」というタイトルで、政治と自らの関わりを考える企画とのことです。政治を志すきっかけは何か、議員とはどういうことをしているのか、生活・暮らしとの関わりは、などを話させていただき、参加した学生の皆さんから熱心に耳を傾けていただきました。とにかく20代前半の投票率がどの選挙でも低く、投票率が低いことによって政治には「若い世代のための政策を実現しようという」というインセンティブが出てこないので、どういう投票行動であれぜひとも投票には行ってほしいこと、見えないものに対する想像力をもって投票に行けない人たち(子どもなど)のことも考えて投票してほしいこと、を訴えました。聞き取っていただけたと思います。
質疑応答の時間では、政治家としてやりがいは何か、ポストを得るにはどういう条件が必要なのか、良い政治家の見分け方、私の元ボスである岡田克也さんと小宮山洋子さんはどういう方か(お二人とも私が尊敬している政治家)、官僚はどの程度政治力をもっているのか等、とても積極的に興味深い質問を多数いただきました。その後の懇親会でも延々とさまざまな話は続き、「かつて高度経済成長の時代は右肩上がりで増え続けるパイをどう分配するかが政治家の仕事だったが、これからは苦しいことであってもどういう負担をお願いしなければならないかということを説明し説得できることが、求められる政治家像だと思う」とお話しました。富の再分配から負の再分配へ。これを訴えることは政治家のサイクルを速めるかもしれませんが。
学生さんたちから率直に思いをぶつけていただき、私も洗いざらいお話させていただいて、とても有意義な会合でした。若者に対する期待を、もう一度再確認できる場でもありました。若い皆さんたちには、焦らず慌てず諦めず、何にでも挑戦していってほしいと思います。