「反・貧困 全国キャラバン」がきょうから4日間の日程で新潟県に入ってきました。夕方、新潟駅前で街頭活動を行うとのことで、私も参加しました。
ボードをもって行うアンケートでは、「今いちばん欲しいものは何ですか?」というもの。仕事・キャリア、自分や家族の健康、自由に時間が使える休暇、親しい人などとの絆、のうち、きょうの新潟駅前で一番多かったのは、自分や家族の健康をいちばん望む方々だったでしょうか。一方で、私の顔を見つけて「今、私、仕事がないんです。景気を良くしてください」と訴えてこられる方もいらっしゃいました。自分で働き、生計を立てて、親しい人たちと仲良く暮らしたい。多くの人たちが望んでいる当たり前のことが、なかなかできないという現実もあります。
貧困と聞くと、まさか戦後じゃあるまいし今の日本でそんなことがあるのか?と思われるかもしれませんが、日々のニュースなどを見ていると、本当に日本社会の思わぬところで貧困問題が存在するのを知らされることになります。おにぎりが食べたいと書き残して餓死した姉妹、老老介護の末に悲しい結末を迎えてしまった夫婦、子どもの教育費のためにパートをいくつもかけもちして体調を崩すひとり親・・・実際に、さまざまな場面でお話を伺ったこともありますし、地域を回っていても似たような場面に出くわしたり相談をお受けすることもあります。一つでも二つでも、なんとか誠実にお応えしたいと心がけています。と同時に、個人の問題ではなく社会全体の問題として、解決に向け引き続き活動していきます。