週末は講演会などに出向き、いろいろ学ぶことができました。
私も会員として所属している新潟県NPO協会では10周年を記念して地域おこし・まちづくりに秀でる団体が表彰される「がっと賞、ぎっと賞、ぐっと賞」を創設しました。今回が初表彰で、受章された3団体の3名が活動内容について報告をされました。
この3団体のお三方のお話がすべて秀逸。中山間地、離島、県境と、地域おこしの活動内容もすべて違いますが、何より関わっている方々の取り組みが素晴らしい。新潟の宝は人だということを改めて感じました。資金集めには行政の補助金等にほとんど頼らず、工夫して低予算で実施したり、寄附を呼び込んだりと、したたかさも感じました。
日曜日には新潟JCの公開講座で、木下さんのお話を伺いました。儲けてなんぼ、無理してやる活動は長続きしない、他の地で成功した事例を擬えても成功しない、など、ふだん私が地域おこしやまちづくりに関して考えていること(つまりは新しい公共)に、言葉を与えていただいた気がします。木下さんは講演の中でアインシュタインの言葉も紹介してくださいました。「同じことを繰り返し行い、異なる結果を期待すること、それを狂喜という」。政策についても同じことが言えます。昔の成功体験にしがみついているだけでは前進がありません。
2020年のオリンピックは東京で開催されることが決定しました。私も外務大臣政務官だったときに招致運動の末席に座ったことがありますが、今回は機が熟した、ということなのでしょう。スポーツを志す子どもたちの夢がつながったという点ではプラス面が大きいですが、決して楽観できない要素もあることに目を瞑ってはなりません。さまざまな意見がある中で、それらについても耳を傾け、日本にとっても、東京にとっても、世界にとっても、プラスとなるオリンピックとなるよう、切に願っています。