「新潟県パーソナルサポートモデル事業連絡会・報告会」に出席し、冒頭、1時間ほど講演をさせていただきました。その後、県内各地で実施されているモデル事業の事例についていくつか報告があり、また連携している団体からの報告もあって、勉強になりました。
昨年4月に厚生労働副大臣に就任して以降、最大の関心をもって取り組んできた「生活支援戦略(案)」づくりでしたが、年末解散により自分自身の手で仕上げることができませんでした。昨年9月の中間報告にあった「社会的包摂」という文言が1月の最終報告では「社会的包容力」というよく分からない言葉になっていたり「伴走型」という言葉が消えていたりします。モデル事業の規模も概算要求では55億でしたが本予算案では30億に減らされました。現政権は、民主党政権が作り上げてきた政策が良いものなので、やめることはできないけれども同じ言葉や同じ数字を用いるのが悔しいのか、とりあえず言葉狩りと数字いじりをしているという印象です。社会保障審議会特別部会の皆さんのご尽力で何とかまとまった最終報告。今後、地域で、社会的包摂の考え方に基づく伴走型支援が継続され成果を挙げていっていただけるよう、行方を見守っていきたいと思います。