きょうは本会議で臓器移植法改正案のA〜D案の採決が行われました。提出順に記名投票(白か青の木札をもって堂々巡り)が行われることになりましたが、一番目に採決されたA案が、賛成263反対167棄権など50という結果で可決され、参議院に回付されることになりました。重い判断でしたが、私は、反対票を投じました。A案の、脳死を一般的に人の死とすること、本人意思がなくとも家族の同意で臓器移植が可能となること、「長期脳死」のある子どもも同じ扱いとすること、など問題点があると考え、第2次臨調など多角的な議論が必要だと考えるからです。また民主党は、憲法調査会や党憲法調査会の報告書において、生命倫理などの重要課題に関しては国民投票を行うべきという主張をしてきました。多数決で決したとはいえ国会でも判断が分かれており、A案提出者の間でも見解が異なっていて、国民全体の合意が得られていると言えない状況では、医療現場が混乱し国民も判断に迷うことになり、法だけ改正してもこれでは臓器移植が飛躍的に増えるとは考えにくいのではないでしょうか。 午前中、参議院の江田議長をお訪ねし、公文書管理法案などについて懇談させていただきました。本会議後、マニフェスト検討準備委員会、法案修正の打ち合わせ等。夕方は同僚議員のパーティーに出席後、久しぶりに開催された同期議員の会「一念会」に参加、気の置けない仲間と語りあいました。
江田参議院議長と懇談